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マチネー 土曜の午後はキッスで始まる(1993)

3連休を楽しい気分で締めくくりたい! そんな時にピッタリな、見ると絶対明るく幸せな気持ちになれる映画といえばこれだ!! …というわけで、ジョー・ダンテ監督の1993年作品「マチネー 土曜の午後はキッスで始まる」を見てました。

1962年のアメリカ、フロリダ州キーウェストに越してきた少年ジーン。父親が海軍で転勤が多いため、どうせ長居出来ない土地で友達を作るより、趣味のB級ホラー映画を観て過ごす方が有意義だ。

そんなジーンが大好きなB級ホラー映画作家ウールジーが、新作「MANT!」(MAN+ANT)を引っ提げて土曜日の午後にこの街にやってくる! ということで、ジーンは土曜日が待ち遠しくてたまらない。

ちょうどそんなタイミングで、キューバ危機がやってきた。ジーンの父親は海上封鎖に出動し、キーウェストの市民はいつ爆弾が飛んでくるかと不安な毎日を過ごすことに… どよーん。

しかし、ウールジーはそんなキューバ危機にはおかまいなし。予定通りキーウェストにやってきて、観客を驚かせるために劇場にさまざまな仕掛けを準備する。ひょんなことからウールジーと知り合いになれたジーンは一緒に仕掛けの手伝いをしたりしてウキウキだ。

その間にジーンの学校の仲間うちでは恋バナが盛り上がったり、ジーンもサンドラという進歩的な少女に出会ったり。やがて土曜日がやってきて、街中のみんなが「MANT!」の上映劇場に集まり、いよいよ映画が始まるのだが…

もう、このあとの展開が最高!!! ビックリするようなリアルの仕掛けで観客を驚かすウールジー、揺れる劇場、それをソ連の爆弾が飛んできたのだと思って逃げる支配人、客席で展開する恋模様、そしてスクリーンで上映され続ける素晴らしい完成度のB級モンスター映画「MANT!」と、あらゆる面白要素が怒涛のように画面いっぱいに溢れる楽しさよ!

実在したギミックの帝王ウィリアム・キャッスル的な映画作家キャラの面白さに、劇中劇として観ることが出来るB級モンスター映画の面白さが加わった上に、甘酸っぱい青春恋愛モノでもある、最初に言ったように、見ると絶対明るく幸せな気持ちになれる映画!

いやぁ… いつ見ても本当に素晴らしい!!! ホント大好きすぎるよ、この映画(^o^)

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