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三浦瑠麗さんにお返事する。

 三浦瑠麗さんが、3月3日付でtwitterを更新されました。マルグリッド・デュラス著『太平洋の防波堤』(河出文庫)の書評を紹介する記事でしたが、これは私の「種本は、ポール・ケネディの『大国の興亡』ですか?。」の問いかけに対するお返事だと勝手に解釈し、私も三浦瑠麗さんにお返事しようと思います。

 三浦瑠麗さんは、「希望ほど危険なものはない。」と仰っしゃいます。なるほど「ゴドーまち」を強いる宗教(=希望)は民衆の阿片です。しかしここで忘れてならないのは、阿片に頼らなければならないほど、民衆(=国民)は耐え難い苦しみの生活に置かれていることです。

 小泉=竹中の新自由主義的「改革(?)」以来、日本社会はロスジェネ世代や一日に二食しか食べられない母子家庭のお母さん、絶望的な少子高齢化という難題を背負い込んでしまいました。歴代の自民党政権を擁護してきた御用学者の三浦瑠麗さんは、何の責任も感じないのですか?。心に痛みはないのですか?。そもそも『大国の興亡』という社会科学的問いかけをしてるのに、『太平洋の防波堤』という文学で答えようとするのは、議論のすり替えではありませんか?。

 言うまでもなくIOWNやTRONは「阿片」ではなく、「国際政治」上切れる日本社会の持つ有力なカードです。このような技術が失われた30年のあとの日本に持てたことの僥倖を噛みしめるべきです。

 30年以上の前の著作である『太平洋の防波堤』は、Amazonで中古本を手配しました。入手次第別途Blogを書かせてもらいます。\(^o^)/

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