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山本太郎さんへの苦言

 鮫島さん、政局ニュースありがとうございます。永田町・霞が関界隈の政治力学を勉強させてもらいました。鮫島さんは次の総選挙でれいわ新選組が徹底的な野党と振る舞うことで、次の次に浮かぶ瀬もあるとお考えのようです。そうなのかな、と私は思います。最大の問題は、れいわ新選組にはまとまった政策がないことです。代表の山本太郎さんはとても人間味あふれる方だと思いますし、国会議員に当選以来続けている炊き出しのボランティアも、それが政治的なポーズであれ続けられるものではありません。そうした山本太郎さんの魅力は認めつつも、日本という国を託す気にはなれないのです。例えば、れいわ新選組は、日本のこれからのリーディング・インダストリーは何だとお考えなのでしょうか?。私自身はNTTが開発した光電融合技術がそうであり、その応用のIOWNやNTT版大規模言語モデル技術であるtsuzumiの商業的展開によって先導されていくものだと考えていますが、山本太郎さんが予算委員会で対案と示したのが四半期ごとの10万円の国民への給付でした。これは経済政策でしょうか?。私には重体のがん患者に大量の麻薬を投与して、痛みをごまかすその場しのぎの弥縫策にしか思えません。  
 私は今、廣松渉『<近代の超克>論』【講談社学術文庫】を読み返しています。世界大恐慌や農家の苦境を背景に世の中の矛盾を感じた青年将校は、民間の右翼の北一輝や大川周明の教えを受けて、二・二六事件や五・一五事件などを引き起こしました。右翼のクーデター計画(”昭和維新”)には少なくない社民主義者も参加していました。果たして彼ら青年の志はどのような結末を迎えたのか。結果として起こったのは、青年将校の上官にあたる高級将校によるファシズム体制の確立でした。  れいわ新選組の皆さんも、気をつけないと自公によるファシズム体制の片棒を担ぐことになりますよ!。


れいわ新選組は野党共闘にどう向き合うべきか【どうする野党再編・後編】2023年12月26日足立区で講演 https://youtu.be/HYc3SRt-JGM?si=uVYUI8ydgeokYV8b…

@YouTube

より

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