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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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#公園

市民が主役の公園活用:公園における市民協働の実践 #03

前回は市民協働による公園づくりのお話でした。では、公園の運営や利活用においては市民のみなさんとどのように協働していくのか、また、市民みなさんの活動を支援する仕組みはどのようにつくっているのか。今回はそこに注目します。 実践06:小規模公園活用プロジェクト公園づくりはあくまでソフト(サービス)が先であり、ハードありきではないと、高井さんは述べています。前回ご紹介した公園再配置計画でも、ソフトとハードの両面を盛り込むことにこだわったそうです。その大事なテーマである“小規模公園の

住宅街に現れたグルグルすべり台!?「壁」を取ったときのポジティブ妄想力で、小さな小学校の再生が、エリアの問題をも解決!

さて、今回のデンマークレポートは、前編「夜遊びの祭典「ディストーション」...」に続き、住宅街へ突入していった編(後編)です。 池沿いの一本裏の骨董通りをあとにして、ぐいぐい住宅街へ入っていくと、 うぉ〜。。上から、なんだ、このグルングルンすべり台は!! 離れてみると、、集合住宅の合間に現れた公園? でも敷地の端っこに建つ建物が以外と大きい。ガラス張りの1階をのぞき込むと、爆音ミュージックをバックに、子どもたちが全力でぴょんぴょん跳ねまくってる!!! なんだ、、この施設

空いた土地は市民のための小さな公園に!思い描いていた「パーカナイズ」が台北の路地にあった.

さて今回は、前回の永康街をさらに南へ下っていきましょう。和平東路を渡ると、師大夜市です。 このエリアはまわりに大学も多いこともあって、洋服、アクセサリー、コスメなどの女子高生・女子大生向けショップが中心。(詳細は「台北ナビ」のレポートが詳しいです) 台北にはいくつかの夜市がありますが、ここはギトギト感はほとんどありません。 原宿の竹下通りのような空気。だから、屋台もチャレンジしやすい。 メインストリートから外れても、こんな感じ。相変わらず集合住宅の1階はお店だらけです

公園リノベーションの時代はすぐそこに!公園は公園だけでは成り立たない.周辺にカルチャーを持つ街があってこそ.ポイントはエッジデザイン.instagramの写真から公園を考えてみる.

台北レポから少しはずれて、今回は「公園」について考えてみたいと思います。近年、都市や建築に関わる人のなかでは、ニューヨークにある「ハイライン」や「ブライアント・パーク」といった公園が、人気があったりします。 「ハイライン」は高架貨物線跡を空中緑道として再活用した長さ1.6kmの公園で。 「ブライアント・パーク」はニューヨークのミッドタウンにあるオフィスビルに囲まれた公園です。 「日本にもニューヨークの『ハイライン』みたいなのが欲しいよね。」「『ハイライン』ってのは、こう

公園ってエッジデザインひとつで、こんなにも魅力的に!台北「永康公園」と大阪「靭公園」に見た、公園と街をつなげるデザインの可能性.

暑さも過ぎ去ってしまえば、寂しいもの。ってことで、今日は台北のフワフワかき氷&ぷりぷりのマンゴの写真で、少し暑さを思い起こしながら、前回の続きで、台北と大阪で発見した良い公園のお話を。 まずは台北から。この日の台北は、滞在していた東門から徒歩数分の「永康街」エリアを歩いていました。「永康街」は、台湾レポートの最初の記事で取りあげたエリアです。 幸福度アジアナンバーワンを支える豊かなグランドレベル! 台北「永康街」を歩く編 このエリアの中心には、「永康公園」という三角

公園を哲学しよう!コペンハーゲンの「Superkilen」に見る、公園の知られざるチカラ.地域の問題を解決し、場のポテンシャルを最大限に引き出す.

グランドレベルという会社をつくる前に、ヤン・ゲールに会いたいと突然言い始めた代表の田中。気づけば1月のコペンハーゲン。毎日、極寒の日々でしたが寒さを吹き飛ばすくらい、目に飛び込むものすべての物事に興奮し続ける充実の一週間でした。そこで見たこと考えたことの一部は、これまでのいくつかのレポートで紹介させていただきました。しかし、ひとつまだお話していなかったある公園の話があったのです。 それが「Superkilen」(スーパーキーレン)という公園(photo=Comrade Ki