見出し画像

決別


先日、修了式がありました。子どもたちにとってはその学年で過ごす最後の日。


タイトルの言葉、意味は「キッパリと別れること」です。学級の子どもたちには、この言葉をずっと言い続けました。(自分が岐阜で過ごすのは最後ということもありましたが。)




今までのぼくは、修了式で、学級解散式で子どもが泣けば成功だと思っていました。




もちろん、泣くことがダメなことではないし、泣いていないから何も感じていない、これも決めつけになってしまいます。

事実、今回の解散式ではほとんどの子が泣いていました笑担任のぼくも含めて笑



学級解散式をもって、所属した集団からの「決別」
をします。

そして彼らは数日後に新しい学年で、新しいクラスの仲間と集団を形成します。


その中で、前の学年で培った力を発揮する。それを各々できるようになるために、学級解散式があるのかなと思います。


だからいつまでも、「前の学級はよかったなあ。」と未練たらたらでいるわけにはいきません。しかし、そういう思いになるのも当然。なぜなら集団として限りなく100%に近い状態でのクラスで終わるわけですから。


そういう思いから断ち切らせてあげる。それも教師の役割なのではないかと思います。そういう意味でも「決別」は解散式にて大きな役割を果たすのではないでしょうか。



自分のことで言うと、担当した学級は授業前後の挨拶にこだわってきました。2月ごろには、卒業式を控える3年生が「勉強させてほしい。」と見にくるほどでした。

そのこだわり続けた挨拶を、集団が変わっても発揮できたら最高ですよね。


だから今はまだ自分たちが最高の学級解散ができたかどうかは判断できません。


自分の立場上、それを見届けできないのが非常に残念ではありますが、いい知らせを待とうかと思っています。


このことを教えてくれた生徒指導の先生は次のように話していました。



「『このクラスでよかったな』で終われたらよし。『前のクラスがよかったな』が続くとバツ。」


長々と書いたことをまとめるとこういう言葉になるのかもしれません。




これからもそういう学級をつくっていけるよう頑張ります!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?