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Swarm・Foursquareにいい加減愛想が尽きている理由

最近、鉄道、お遍路、プロ野球など、趣味に関しては(仕事についてもですが)何をやっても他人に負けたり八方塞がりになっている私。
趣味といえば、スマホアプリのゲームでもなかなか思うような結果を挙げられず、日に日に不満は溜まる一方です。

そのアプリとは「Swarm」。
ソーシャルネットワークを通じて自分の位置情報を友人と共有するアプリで、基本的にはライフログとして活用されることが多いです。
ただ、それだけではなく、世界中のありとあらゆるべニュー(※)でチェックインし、そのべニューについて30日間でチェックイン数が最も多かった者をメイヤーとし、メイヤーの数を競う、チェックイン時のコインの一週間あたりの獲得数を競うといったゲーム的な要素も強いアプリです。
(※)店舗、宗教施設、公共施設、橋、トンネル、交差点、駅、プラットホーム、改札口、空港、搭乗口、バス停、モニュメント、自治体そのものなど、ありとあらゆるものが「べニュー」

ところが、この「ゲーム的な要素」があるということは、時として過熱した競争を生むわけで、それがまた不正の原因になっているのもまた事実です。

私の住んでいる大阪近郊のとある都市など、メイヤー数が200とか500とかあるプロ級のSwarmユーザーが多数居住する激戦区なのですが、もう何年も前からそのうちの一人に粘着され、徹底的に痛めつけられています。

そのユーザーは私たち夫婦の行きつけの定食屋やレストラン、カフェ、コンビニ、薬局などのメイヤーを狙い撃ちで毎週または毎日チェックインし奪い取ることが多々あり、夫婦ともども辟易しています。
市内には他にもメイヤー数200以上のユーザーが多数居住していますが、彼はどういうわけか私たち夫婦がメイヤーになっているべニューばかりを狙い撃ちにしてメイヤーを奪っている印象です。

また、こちらも毎日のように対象となるべニューに立ち寄り、そのべニューが店舗の場合は毎日買い物を続けた上でチェックインし、彼からメイヤーを奪っても、大抵は一日天下か三日天下で終わってしまいます。
彼からメイヤーを奪って、そのメイヤーを維持できることはほとんどありません。何故なら彼はその翌日から毎日そのべニューにチェックインし、死に物狂いで奪い返しに来ることが多いのです。どこまでも粘着質で、執念深い方だなとつくづく思います。

単にメイヤーを取ってすぐ奪い返されるぐらいならば、ゲームだから仕方のないことです。
ただ、その一方で当該ユーザーは過去にこのような不正行為を働いていました。
・オープン前の店舗のべニューを作成し、連日のようにチェックインしオープン前にはすでにメイヤーに。
・開店時刻前の薬局にチェックインし、私からメイヤーを奪う。
・コロナ禍以降運休中のリムジンバスの停留所にチェックインしメイヤーを奪う。ちなみに運休時点でのメイヤーは私でした。

ほかにも、このようなアコギなSwarmユーザーを見かけ、腹に据え兼ねて友達から削除したことがあります。
・ショッピングモールで実際に利用していない店の前でチェックインし、コインを荒稼ぎし毎週コイン獲得ランキングの1位になる。
たとえば、毎週映画館で映画を観る人なんてそうそういませんし、チェックインの時間を見る限り実際に映画を観ているとは思えませんでした。
・実際に宿泊していないホテルでチェックインし、メイヤーを獲得。

このような不正行為でメイヤーやコインを荒稼ぎするユーザーがいるため、私の周りではSwarmの利用を辞める友人、あるいは旅行の時、気になったお店に立ち寄った時にしか利用しない友人も大勢います。
気が付けば、地元ではSwarm人口がめっきり減り、残っているのはメイヤー数200前後あるいは500以上のプロ級ユーザーと、メイヤー数たった140のアマチュアユーザーの私(と家内)ぐらいだけになりました。
もし、プロ級のユーザーが不正でメイヤーを乱獲しなければ、初心者やアマチュアのユーザーももっと入り込み、楽しめる余地があったのではと思います。

ちなみに一部ユーザーの不正行為についてはたびたびSwarmを運営している「Foursquare」の運営に通報してみたのですが、当該ユーザーへのお咎めは全くありませんでした。
5chのSwarmユーザーが集まる掲示板を見たところ、どうも「Foursquare」の運営としては、当該べニューとその周辺でチェックインするのなら、例えそのべニューを実際に利用していなくてもルール上問題ないという考え方のようです。
このあたり、日本のSwarmユーザーと、アメリカの「Foursquare」運営の間の考え方に大きなズレがあるようですが、もう少し多くのユーザーが納得できる結果にならないものかと思うことしきりです。

また、「Foursquare」の運営は「Swarm」のほか、「Foursquare」というソーシャルネットワークアプリを提供しており、べニューの修正依頼や新規作成などでアプリの運営に貢献したユーザーを対象に試験を実施、合格者には「スーパーユーザー(SU)」の権限を付与しています。
「Swarm」で不正の被害に遭い、地元のプロ級ユーザーに痛めつけられているのだから、「Foursquare」でスーパーユーザーになって見返してやろうと思い、その試験に一度は合格したのですが、どういうわけか一向にスーパーユーザーレベル1に認定されないまま2年近くの月日が流れ、結局もう一度その試験にトライする羽目になっています。

長くなりましたが、鉄道や旅行が好きだからという理由で友人に勧められて始めた「Swarm」と「Foursquare」ですが、ここでも他のユーザーとの競争に敗れ、徹底的に痛めつけられているのははっきり言って屈辱ですし、ただただ苦痛でしかないです。
アプリ一つからも、自分は何をやっても駄目な人間ということを痛感させられる毎日です。

【追伸】大阪は世界的に見ても「Swarm」が盛んな地域で、メイヤー数200以上のプロ級ユーザーが多数居住しています。
今後、「Swarm」がeスポーツの一つとして扱われ、オリンピックの公式競技になるようなことがあれば、大阪在住の選手がメダルを独占、「令和の日の丸飛行隊」と呼ばれるようになるのではと夢想しています。

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