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フカボリドリル

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色んなテーマを自分なりに深掘りしています。そんなガッツリ系濃厚noteです。
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記事一覧

シリアスゲームをつくるプロセスが生む、大きな大きな可能性

この投稿では僕の取り組みの一つである「シリアスゲーム」の持つ価値について掘り下げていきます。自分の体験やいま実際に二つの大学で取り組んでいるシリアスゲーム作成プロジェクトなどから感じる、「シリアスゲームをつくるプロセス」が持つ可能性を言葉にしてみました。 「人の変化や成長」と「社会問題の解決に向けた一歩」を接続させて化学反応を生み出す、これまでにないようなアプローチだと本気で感じています。教育の現場にいる方、行政の方、社会問題の解決に向けて活動しているプレイヤー、まちづくり

僕らは未だ天動説の世界に生きている!?【事実と知識と身体知の関係】

皆さんに聞いてみたいことがあります。地球が自転していることは当然のように知っていますよね? では地球の自転を「実感」したことのある方はいますか? これ、ほぼいないと思います。 そう、僕らは知識としての自転を知っていても、実感としての自転を知っている人はそうそういないはずなんですよね。 知識は自転・公転に基づく地動説の世界に生きていながら、実感は未だに天動説の世界に生きている。それが僕たちと言えてしまうのではないでしょうか。 01.実感(身体知)としての地動説・天動説

【社会問題を楽しく自分ごと化するですって!?】リディラバ:SDGs/社会問題スタディツアーにファシリテーターとして参加する魅力をゴリゴリ書き連ねてみました

昨年から何度かリディラバの「SDGs/社会問題スタディツアー」にファシリテーターとして参加しています。 社会的意義という文脈はモチロンなのですが、色んな観点から「面白さ」がある取り組みだと感じていますので、僕の感じている面白さを言葉にしてみることにしました。 スタディツアーという取り組みが気になる学校関係者の方、スタディツアーがどんなものか知りたい旅行代理店の方、ファシリテーターとしての参加に興味のある方、そしてもちろん社会問題に正面から向き合っておられる企業・団体の方、

ひとりひとりの創造性があふれ出し、みんなで未来をつくる共創社会

この世界観を、僕自身の取り組みのビジョンと位置づけます。「道」とか「熱源」と表現もできるかもしれません。僕が目指す未来の社会の姿です。僕が見たくてたまらない未来のあり方です。 実は、仕事やその他の取り組みに対する「スタンス」は示していたのですが、どんな未来を目指すのかというビジョンはこれまで明示していませんでした。それは自分のなかで十分な言語化ができていなかったから。 で、それを今回言葉にしました。ただ、無理に決めようと思って考えたわけではなく、ずーっと頭の片隅に置いてお

【突破する図解】解釈を図にする図解をつくり続けてきた意味

「図解」って、どんなイメージを持っていますか?、テーマを分かりやすく理解させてくれるモノ?、伝えたい情報を端的に表現するモノ? そう、「図解」って99%コミュニケーションのためだとイメージされていますよね。でも、この記事ではコミュニケーションのための図解については取り上げません。 マトリクスとかベン図とか、フツーに「図解」で検索したら出てくるテーマについては一切触れません。もし、そういったテーマに興味があるなら「図解」と検索すればいくらでも情報が出てきますので、その中から

【メタファーと身体知の関係】どんな表現だと深く伝わるか

分かるようで分からないメタファーが世の中にたくさんあるなぁと感じています。 例えば対話を「キャッチボール」と現すとか、相手に寄り添うスタンスを「二人三脚で」みたいに表現するとか、この辺が「分かるようで分かんない」だなぁと感じていました。 いや、分かるんですよ。でも分かんないんです。笑 言ってること一緒やんと思わないでください。笑 ちょっと違う表現をしてみると「頭」では理解できているけど「腹」では理解できていない感覚です。論理面では分かっているけど、感性面ではよく分かって

「過去の遺物」をバッサリ切り捨てようとしたら、怨念になって場に残っちゃった説

以前に行政機関でよくExcelフォーマットが負の遺産として残っているという話題の記事を見かけました。その記事から感じた、超アホな妄想エッセイです。 時代にマッチしないExcelのフォーマットによってDXが妨げられている。そのセル結合マジでめんどくさい。Excelのセルを方眼紙として使ってんじゃねえよ。とかアレコレありますよね。 でも、「そんなフォーマットは、ある意味で時代の求めによって生まれてきたモノだった」ってコトが記事に書いていました。今の時代には圧倒的にマッチしない

焚き火のようにビジョンがジワる

先日の投稿ではビジョンやパーパスなどの「自分ごと化」について触れました。個人の中での「自分ごと化」には個人それぞれが自分のビジョンを見出し、個人ビジョンと組織ビジョンの相乗効果を作っていくことが大切だという主旨でした。 今日はその続きっぽいテーマです。集団の中で掲げたビジョンがどう浸透していくのか、どう変化していくのかについて、ちょっと観念的な思考になるかもしれませんが掘り下げてみたいと思います。 前回は「個人軸」がそもそも前提だって話題だったのですが、それでも「働きかけ

ビジョンを浸透「させる」だけでは辿り着けない「自分ごと化」の世界【少し未来の、組織と個人の健康的関係】

最近、「自分ごと化」をテーマにした取り組みに携わることが増えてきました。ビジョンやミッションやパーパスや、語られ方は違いますが「自分ごと化」に皆さん四苦八苦しておられる印象です。 一朝一夕では進まないコトです。ゆっくりと、ジワジワと進んでいくコトです。だからこそ経営層のコミットが大切だと語られることが多いです。常日頃から語って聞かせる意味、自分の言葉でアウトプットする意味、経営者自身がビジョンを体現する意味、この辺りは十二分に語り尽くされていると思います。 ここについては

自己紹介してなかったと気づいたので二度目のストレングスファインダーを受けて分かった「変化」の捉え方を説明しながらアレコレ語る

自己紹介の記事を書いていなかったことに気づきました。せっかくなので紹介がてらストレングスファインダーを使った人体実験で見えてきた結果を共有してみたいと思います。 ストレングスファインダーはご存じでしょうか。自分の持つ「資質」を可視化してくれる診断ツールです。前回ちょうど2年前に受けていたのですが、自分の変化を感じていることもあり、改めて受けたくなってみたのです。 前回の診断は自分の上位5つの資質のみを診断するプランだったのですが、今回は全34資質すべてが分かるプランで診断

「なぜ?」という問いの持つ創造性と凶暴性を知り、「なぜ?」という問いを有効活用する

「なぜ?」、たった二文字のこの言葉。実はめっちゃくちゃ創造的なワードなのです。一方で、僕たちが「言葉の持つポテンシャルを使えていない度」ナンバーワンと言っても過言ではないワードでもあります。 今日は「なぜ?」が持つ創造性と凶暴性を解体し、そのうえで「なぜ?」にどんな向き合い方をしていけば有効的に活用できるのか。そんなテーマについて考えてみたいと思います。 01.「なぜ?」はメチャクチャ創造的 「なぜ?」は探究心から生まれるモノです。「なぜ?」は好奇心から生まれるモノです

僕らは思っている10倍ぐらい過去に引っ張られている【変わりたくても変われないメカニズム】

変わりたくても変われない。 いつも同じことを繰り返す。 個人でも、組織でも、そんな声をよく聞きます。 未来を思い描く、目指す姿をありありとリアルに想像する、計画の実現に向けた実行計画を緻密にたてPDCAを回す、突発的な事態に対応できるよう柔軟なスタンスで為すことを決める。全部うまくいかないんです。そんな声。 その原因の一つにタイトルの状態があると思うのです。 「僕らは思っている10倍ぐらい過去に引っ張られている」 この事実を認識することが、最初の一歩を見出すキッカケ。

脱・日本語思考で自己発見! ジブンの『あり方』English

Live Vividlyの活動の一つに英語を使ったワークショップ「ジブンの『あり方』English」があります。この記事では、ワークショップにどんな効果があるのか・どんな人に受けていただくと効果的か、といった視点でご紹介します。 英語を使うワークショップとは言いますが、英語力はほぼ必要ありません。実際、ワーク中の皆さんは英語というよりカタカナ語で会話しています。「アイ〜?、アイキャン〜??、えーっと、なんだっけ、アイフィール〜??」みたいな具合で大丈夫なのです。それでも効果

自分の積み重ねが、自分では分からない

そんな状況に、多くの人があると思います。僕もそうでした、僕のヨメさんもそうでした、 最近、週末を中心にヨメさんと対話を重ねています。普段から個人事業主や企業勤めの方に対して、対話を通して自分の未来を探るアプローチを実践しているのですが、それを一番近い家族とやっている感じですね。特に仕事についてです。 この投稿はそんな家族の対話から見出した「自分の気づいていない積み重ね」についてです。投稿はヨメさんに許可も取っていますので気にせずご覧ください。笑 01.分からないことで不