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視力のこと障害者手帳のこと


(害の字これで適切なのかどうか?ですが…)

タイトル、意味がわかりにくいでしょ。すんません。
えっとまず、
高齢者で認知症で
視力低下中のかた
障害者手帳は出ません。

視力検査の方法が
医師:記号を指して「これは見えますか?」
高齢者:「わからない」
これ、本当に見えていないのか
見えているけれど認知症だから返事のしかたがわからなくなっていて「わからない」のか、眼科医には判断できないそうです。
なので、視力低下を理由に障害者手帳の申請のための診断書を眼科医に書いてもらうことはできません。(という説明を眼科受付から。違う眼科さんがあったよという例がありましたら、お教えいただけるとありがたい)

現在、緑内障や視野狭窄等の疾患がある高齢者さんで視力低下中というかたは、

認知症診断が下りる前に、障害者手帳の申請をしておいたほうがいい

と思います。
一度申請して手帳が来ていれば、取り消しになることはないと思うので、たぶん安心です。

で、なんで障害者手帳が必要かというと
施設やグループホームに入居すると、介護点数は全点、施設側に差し出します。
ということは、施設以外の場所へ出かけるとき、例えば通院などで介護タクシーを使うとき、全額自己負担になる。
障害者手帳があれば、民間のタクシーであっても5パーセントないしは10パーセント割引してもらえます。(自治体によって割引率が違うかも?)
介護タクシーは会社によって、もしくは車両によって割引率が違うかもしれません。

たとえば
酸素付き等、特殊介護タクシーを使用した場合
走行ぶんの料金は割引がきくが、酸素代、機械使用量は割引対象外。
遠隔地から長距離乗車した場合、高速料金は割引対象外。
というような感じです。
段階割引ということもあるので、それぞれ事前に調査なさるといいと思う。

月四回の介護タクシー往復で遠方含む交通費、50000円前後というとき、これが一割サービスになれば、5000円が戻ってくるのになーと思った経験があるので。

あと、障害者手帳は紛失した場合、再発行されません。
(認知症の高齢者さんはそうしたものをどんどん無くすので、できれば何もかもをコピーして取っておくのが良いと思う)
でも、役所に行って
家族と本人の関係を示す戸籍
家族側の免許証等・印鑑
本人の健康保険証・介護保険証など
を用意して、
「手帳無くしました」と申告すれば、A4の紙で証明書を出してくれます。

(タクシー会社にもよりますが!)この紙の証明書で5パーセント割り引きしてくれたところもありました。
父は視力障害がありましたが、その前に心臓で障害者手帳を得ていました。
手帳は紛失しましたので、再発行はできませんでした。
視力低下のほうは前述したように、障害者としての申請の理由になりません。

市役所でA4の証明書ひらっと一枚もらって、介護タクシー数社に示し、民間タクシー会社のときは乗車のたびに「使えますか?」とお聞きしてみたところ、「大丈夫ですよ」が七割くらいでした。

付記:視力低下は医療の問題なので、目が見えなくても介護度には反映されません。
ご注意めされ。

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