介護申請について
初めて介護申請するときのいろいろを書いてみます。
申請は市役所、町役場等の介護課へ。
課の名前はいろいろかもしれない。
(福祉課の中に含まれていたり?)
手続きは簡単です。
書類数枚に必要事項書き込む程度。
自治体によって提示する書類、提出する書類が違うかもしれないから(このさき、変わる可能性もあるので)、何が必要か事前に調べましょう。
高齢者さんが被保険者証をどこかにしまい込んでしまってわからない、手元に見あたらないっていうような場合でも、理由を説明すれば大丈夫です。
(自治体によっては紛失届などを書かなければならないかもしれない)
申請したその日から認定前の『暫定』というものが出ることがあります。
暫定が出ると、介護度がわからなくてもとりあえず介護制度を使えます。
ただし、あとで暫定と違う介護度になったり(あるいは認定されなかったり)した場合、介護費用は自己負担になることもあるので注意が必要。
あと、わたしの体験したところでは
『申請する時点で、入院等の予定がある』
というようなことを自己申告すると、申請そのものを受け付けてもらえない。
これは理由があって、
介護申請をすると、おおむね一か月以内に役所から「聞き取り調査員」が派遣されてきます。
本人や家族の希望を聞いたり、状態を調べたりするためです。
高齢者さんは入院すると高齢者の認知症が急激に進むことがあるので、入院前の聞き取り調査結果が、実情に合わなくなる可能性がある。
たぶん、申請〜医師の意見書提出〜聞き取り調査〜介護度の審査会という一連のスケジュールに、介護申請者の入院という事態が想定されてないんだと思う。
ただ、すでに介護度の認定を受けていた母の、
「介護度の見直し・更新」のとき、
たまたま母が市内の病院に入院中だったとき、このケースでは、聞き取り調査員が病院まで来てくれました。
介護度変更手続きや更新手続き時、遠隔地の病院に入院中だったらどうなるのかは試したことがないのでわかりません。
…たぶんだめなんだろうなという気がする。
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こちらを読んでくださったフォロワー様から、こういう例がありましたよと教えていただきましたので、加筆いたします。
『以前、身内が市外で入院中に介護申請を出した時は、入院先の自治体の方が調査に来てくださりました。居住地の自治体と連携して対応してくださった記憶があります。』
『居住地市役所で申請→入院先市役所から担当者が来て主治医意見書回収と本人聞き取り調査→以降は居住地市役所による対応、だったかと思います。9年ほど前の大阪です。』
******** ありがとうございました *
入院しているあいだに介護度の有効期間が過ぎて、認定が失効した場合は、
申請→暫定→診察→医師の意見書→聞き取り→(審査会)→認定→介護計画→介護実施
→半年後の介護度の見直し更新→申請→診察→医師の意見書→聞き取り→(審査会)→認定→介護計画→介護実施
これを繰り返すことになります。
介護をしながら、入退院の世話をしながら、入所手続きしながら、多重介護しつつの、そこへもってきて申請ダブル+更新手続きダブルみたいなことになると、辛抱強いひとでも、
「いいかげんにしてくれ!! キー!」
ってなるから、気をつけてくださいね(←わたしはなったぞ)(ふんっ)(鼻息)。
このあたりのことは、実際に聞き取り調査しているひとから、『こうすると楽になるよ』的お知恵がもらえると有り難いけど…そういう立場のかたがここを見ているとも思えないし……。
それぞれの要介護・要支援のひとの状態に添って、申請の計画をたてることをお勧めします。
認定が済むと介護度が確定します。
介護度を明記した介護保険証が郵送されてきます。
すかさずコピーとっときましょう。
このあと介護度に添って介護計画を立てるという段階に進みます。
そのへんのことはまた次回に。
申請のとき、あるいは申請を迷うときでも、地域包括支援センターが助けてくれることもあるので、相談してみるといいかな。
わたしの両親の申請のとき、地域包括の職員さんが本当に親身になってくださって、助かりました。
次回は申請から介護実施に必要な書類について書いていきます。
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