現代世界を形作った歴史を振り返る『冷戦史』の紹介
アメリカとソ連の冷戦は1991年にソ連の崩壊という形で終わりを迎えました。しかし、冷戦の影響は今でもヨーロッパ、中東、東アジアなどに残っており、各国の政策を規定しています。今回は、これから冷戦の歴史を学ぼうとされる方に向けて書かれた入門書である『冷戦史(The Cold War)』を紹介しようと思います。
著者はアメリカの歴史学者ロバート・マクマンであり、彼はアジアを中心に冷戦史の研究で業績を上げた研究者です。オックスフォード大学出版会のA Very Short Intro