資料紹介 湾岸戦争で米軍の兵站家が指摘した作戦兵站の課題は何か?
1990年にイラクがクウェートに侵攻し、湾岸戦争が始まったとき、アメリカ陸軍軍人ウィリアム・パゴニスはアメリカ軍の戦力投入を指揮した兵站家として知られています。回顧録が有名ですが、自らの経験をもとにして作戦兵站の特性を論じた報告書「作戦兵站と湾岸戦争(Operational Logistics and the Gulf War)」の著者でもあります。クラウス・ミッチェルとの共著の報告書です。そもそも、作戦兵站がどのようなものであるかというところから議論を始め、湾岸戦争で自らが