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アルシエンのコンセプトは「弱者連合」?

「自立とは依存先を増やすこと」(熊谷晋一郎)

私が、この言葉を知ったのは2012年のことなので、アルシエン設立後のことなのですが、アルシエン設立の理念は、まさに「依存先」を増やすことでした。

最近、アルシエンのメンバーが活躍してくれているので、なんだか強い人たちの集まりのように誤解されるのですが、真逆です。
アルシエンの真のコンセプトは弱者連合です。

そもそも、私、清水、木村の3人は1人で独立するのが怖いので、3人で寄り添って事務所を設立しています。アルシエンは、1人で独立する勇気がなかった3人の集まりなのです。1人で独立できる勇気がある先生はスゴいなと心から尊敬します。

不安の分かち合い

だって、そもそも1人で事務所を設立したら寂しいし、不安を分かち合う仲間もいないじゃないですか。

それに一人で事務所を経営するのはリスクやコストも一人で背負わないといけません。
病気をするかもしれないですし、もしかしたら扱ってる業務分野が廃れるかもしれません。不本意なことで弁護士会から懲戒されてしまうかもしれません。

そんな時、頼れる仲間と一緒に事務所をやっていた方が助かりますよね。
仲間と一緒なら不安も分かち合えます。

苦手なことを補いあう

それに、ある分野は得意だけど他の分野はやりたくないっていう気持ちってありますよね。

取扱分野に限らなくても、例えば勤務弁護士を一から指導して育てるのは苦手だけど戦力になる勤務弁護士には仕事をお願いしたいとか、依頼もされるし受任した業務はこなせるけど事務所運営のことを考えたり事務所のロジは苦手とか、色々と得手不得手ってありますよね。

色んな苦手なことがあっても、事務所に仲間がいたら得意な人に任せることができます。

弁護士業界って、何でもできるスーパーマンの方が多いですよね。
でも、アルシエンの弁護士は違います。すっごくできる部分とできない部分がある弁護士がたくさんいます。

自分のすっごくできる強みの部分を活かして、苦手なことは他の人に任して互いに補い合うというのが事務所のコンセプトです。

弱い部分を認めて強い部分を活かす

アルシエンは、自分に苦手な部分があると思っている人たちが寄り添い、お互いに依存し合って1つの事務所を型作っています。

アルシエンの弁護士は事務所内での依存先が多いから、外から見るとすごい自立した弁護士が集まっているように見えてしまうのですが、実は真逆なのです。

アルシエンは依存先が多くないと自立できない弱者の集まりなのです。


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