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採用したいのはアルシエンに来たい人

求める人材像は特にありません。

採用したいのはアルシエンに来たい人です

以前は採用時に求める人材像などを書いていたのですが、数年前に私のメンター的な存在である樗木康佑さん(株式会社トーコン)に指摘されて止めました。

樗木さんに言われたのは概要以下のようなことでした。

※私の記憶なので細かなニュアンスは違うかもしれません。

事務所に入りたいかどうかは応募してくれる人が決めるんだよ。それなのに何で自分たちから求める人材像なんて書いて来てくれる人の候補を絞るの?
大手なら分かるけど、アルシエンみたいな小さな事務所でそれをやったら誰も応募してこないよ。

それよりも事務所の理念とか事務所での働き方とか実情を情報提供した方がよい。良いところだけなく悪いところも全部明らかにした方がよい。
そして事務所のことを赤裸々に伝え、それに共感してくれてアルシエンに入りたいと言ってくれる人が1名いたらそれで良いのだよ。

その応募してくれた1名がアルシエンが採用したい人になるんだよ。

みんなが輝ける事務所を目指しています

その話を聞いて以来、アルシエンは採用時に事務所の求める人材像は特に決めないことにしました。

そして、アルシエンの考え方に共感して入所してくれた人みんなが輝ける事務所を目指す方針に変えました。
輝き方は人それぞれですが、アルシエンに入った人は、みなが自分の得意なことを活かして活躍できるという事務所を目指しています。

事務所説明会やその後の懇親会などで事務所の良いところも悪いところも赤裸々にお伝えして、アルシエンに入ったら自分輝けるかもと思ってくれた人に入所してもらうようにしています。

坪井僚哉先生の採用面接の時に、坪井先生から「アルシエン以外に僕が入って活躍できそうな事務所があった教えてください」と言われたのですが、その時にアルシエンの採用方針は間違っていなかったと思いました。

アルシエンに入ったら輝けると思ってくれた人に事務所に入ってくれるというのはシンプルでよいですよね。

そのように言っていた坪井先生は、弁護士1年目で8社と顧問契約をしており、まさに大活躍です。社会人経験なしの1年目の弁護士が8社顧問契約が取れるなんて私も驚きました。

余りにすごいので根掘り葉堀りその秘訣を聞いたのですが、確かに理にかなっているのです。

それは是非事務所内で情報共有してもらおうと考え、その秘訣を事務所内セミナーでお話しをしてもらいました。

坪井先生は、YOUTUBERデビューもし、より一層輝いています。

情報発信をしたワケ

今まで法律事務所アルシエンとしての情報発信はしていなかったのですが、今回noteという形でアルシエンのコンセプトやゆくゆくは営業方針まで公開することにしました。

これは、このコロナ禍で懇親会などが開催できず、アルシエンが考えていることを直接お伝えする機会がなくなってしまったことから、説明会や懇親会でお話ししている内容を文字で伝えようと思ったというのが一番のきっかけです。

ということで、アルシエンが求める人材像は特にありませんという話でした。

追記

この記事を書いたら、トーコンの樗木康佑さんが、この記事に言及したnoteを書いてくれました。

中小企業(一般的に「入りたい!」と思われにくい)にとって一番良いのは、アルシエンのように求める人物像を書かずに「ここで働いてみたい!」という方を集めることだと思います。
その為にはまさに武内先生がnoteで行っているように、外に向けて広く「ウチはこんな場所です」と発信していくことは、とても大事なことだと思います。

教えてもらったことを実践しているだけですが、尊敬する先輩であり採用のスペシャリストである樗木さんに褒めてもらえたので嬉しいです。

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