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アルシエン=ある支援 法律事務所は固いイメージなのに事務所名をダジャレにしたのはなぜ?

フランス語ではなくダジャレです

アルシエンという語感から「フランス語ですか?」と聞かれることもありますが違います。
皆様に支援がありますように「ある支援」
皆様と縁がありますように「あるし縁」
ということで完全にダジャレです。

理由① 名前を入れて分裂したらどうしよう問題

アルシエンを設立した2011年当時は、パートナーの名前を並べる事務所名か事務所所在地にちなんだ事務所名がまだまだ主流でした。

しかし、私たちは別れのルールも決めているくらいです。

パートナー名を入れると分裂した時に名前の変更をしないといけなくなるし、事務所名変更にはブランドが毀損するリスク、事務所名からパートナーの氏名が消えることにより分裂が一見して明らかになるという風評リスクもあります。

それに事務所名を変更すると、名刺・封筒などの印刷物、ホームページも修正しなければいけないですし、弁護士会の登録事項の変更などにも費用がかかります。

リスクやコストがあると、いざ別れたいというときにサラッと別れられなくなります。
また、事務所に残ったメンバーは、やむを得ない理由であっても、どうしても「あいつが辞めたせいで余計な手間やお金がかかった」と思ってしまいます。どうしようもないと頭では理解していても、リスクやコストが生じれば感情が追いつかないということは容易に想定できます。

元々、友人3人で立ち上げた事務所ですので、感情的なしこりなくサラッと別れられるように、パートナーの名前を事務所に入れるのは止めました。

理由② 移転したらどうしよう問題

次に事務所所在地にちなむというネーミングですが、これは事務所移転をした際に事務所名と所在地が異なると分かりづらくなるのではないかと思いました。(実際に事務所名と所在地が異なっている事務所もあり、それにより特に不都合は生じていないことも知っているので、単に私たちがそう思っただけです。)

かといって所在地移転ごとに事務所名を変えてはコストがかさみますし、ブランドの一貫性がなくなります。
ということで、所在地にちなんで名前も止めました。

事務所開業時は虎ノ門1丁目だったので「トライチ」などは少し頭をよぎりましたが、結局、虎ノ門から霞が関に移転したので、所在地にちなんだ名称にしないで正解でした。

理由③ みんなダジャレは好きでしょう


そうすると抽象的な名前にするということになりますが、そこで拘ったのはダジャレにするということです。
私自身がダジャレ好きですし、なんだかんだでみんなダジャレは好きなの事務所名を覚えてもらいやすいのではないかと思いました。

法律事務所なのにダジャレなんて軽いと思われる可能性も考えましたが、ミノルタ、ブリヂストン、ジュンク堂、メニコンなどなどダジャレが由来な会社は多いですし、特に軽いというイメージは持たれていないと思います。
むしろ「ダジャレだったの?」と話題になっています。

ということでダジャレの事務所名としましたが、結果としては、セミナーの掴みの挨拶でも使えていてとても気に入っています。

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