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新人弁護士の歓迎会にパートナー弁護士は参加しません

先日、暑気払い、忘年会のみが公式行事だということについてお話ししましたが、今回は、公式行事以外の飲み会、懇親会についてお話しします。

和気あいあいとした事務所は目指していません

最近は開催できていませんが、事務所説明会後に修習生と懇親会に行くと、ほぼ必ずのように「事務所のメンバーが仲が良い」という感想をもらいます。

ありがたいことに互いに尊敬し合える仲間たちと一緒に事務所を運営できているので、めっちゃ互いに褒め合っていますし、それを見て仲が良さそうという感想をもらえるのは分かる気がします。

ただ、アルシエンは特に和気あいあいとした事務所は目指していませんし、そんなに仲良くしているつもりもありません。これは事務所内研修会で公言しているくらいです。

専門家が集まって仕事をするのに和気あいあいとした事務所である必要はないと思いますし、そもそも法律事務所に和気あいあいとした雰囲気を求めて入所する人も少ないのではないかと思います。
周りを見ていての感想ですし類は友を呼ぶだけなので一般論としては決して言えないですが、私のお付き合いさせていただている弁護士を見ていると和気あいあいとした雰囲気をむしろ同調圧力と感じてしまう人が多いようにも思えます。

もちろん仕事をする上で必要なコミニケーションは取りますし、業務中の雑談もそれなりにあります。
でも、プライベートで遊びに行くような感じではないですし、事務所のメンバーみなでお出かけをするとか懇親を図るという行事も特にありません。
少なくとも私は、元々友人である木村先生と清水先生以外のメンバーとプライベートで何かを一緒にしたことはないと思います。

その他、事務所として一体感を高めるべく事務所メンバー全員で何かをするというようなイベントも一切ありません。

前にお書きしたとおり事務所の公式行事は暑気払いと忘年会だけですし、それとて自由参加です。現に参加しない人もいます。

新人歓迎会にはパートナー弁護士は参加しません

事務所メンバー同士がたまには食事行き、相互の懇親を図るというのは事務所にとってもよいことだと思います。
しかし、そこにパートナーが同席してしまうと事務所メンバー同士の懇親が上手く図れないこともあります。

例えばですが、勤務弁護士が加入した際には歓迎会を兼ねて懇親会をするのですが、それにはパートナー弁護士は参加しません。

懇親会の場にパートナー弁護士がいたら、勤務弁護士も事務局スタッフも、気は遣わなくてよいよと言ってもどうしてもパートナーに気を遣ってしまいます。
私たちに気を遣われてしまうと、せっかく食事に行っても新しく入った方とこれまでの事務所メンバー同士の懇親が図れないですし、私たちがいたら事務所の愚痴や事務所内では言いにくいことなどの本音ベースでのコミュニケーションも取りにくいかと思います。

同じような理由で、暑気払いと忘年会の後には完全自由参加で二次会をすることが多いのですが、二次会もパートナー弁護士とそれ以外のメンバーと別々に行います。

費用は事務所で負担します

和気あいあいとした事務所を目指しているわけではないですが、事務所メンバー同士がある程度仲がよくなったり、業務を離れて仕事のことを話すというのも良い機会だと思います。

私たちは、懇親の必要性を否定しているわけではなく、懇親の場にパートナー弁護士がいない方がよいのではないかと考えているだけです。

懇親会自体は事務所にメリットがあると思いますので、新人歓迎会や二次会の費用はパートナー弁護士で負担して、勤務弁護士の負担にならないように配慮はしています。

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