【超主観ヴィッセル神戸分析】リーグ戦第1節 vsアビスパ福岡


どうもたけっちです。

先日行われたヴィッセル神戸の開幕戦、アビスパ福岡戦をゴール裏、そしてDAZNで振り返りした超主観な(ココ重要)分析という名の感想殴り書きをさせていただきます。

僕なんかよりサッカー何年も見てる方が世の中沢山居る中でサッカープレイ経験なしの自分がする分析ですので全部が全部正しく出来てないとは思いますがご容赦ください。
と予防線張ったところでボチボチ振り返りましょうかね。

スターティングメンバー

アンドレスイニエスタやセルジサンペールの出場可否が注目されていた中で、両者共にベンチから外れるという形に。
また、松本戦未出場の菊池流帆、飯野七聖も欠場。
PSMからの変更点としては大崎玲央とマテウストゥーレルの両者がメンバー外に。
代わりに初瀬亮と井出遥也がスタメン起用される。

前半

最終ラインの構成が松本戦から変更にはなったが、ビルドアップ時の形に関しては大きくは変わらず酒井高徳が攻め上がり初瀬亮が3バックの左CBのような位置に落ちる可変式。
大崎が務めていたアンカーポジションには齊藤未月。
3トップは松本戦から変わらず井出遥也と山口蛍がその後方からサポートにはいるという形に。

前半は思うようにボールを回せずにいたが福岡がしっかりと神戸の狙いと強みを消しに来たことが1つ原因として上げられる。

昨年まで多くの試合で採用されていた4-4-2ではなく3バックで最前線が1トップ、2シャドーを置く3-4-2-1を採用。

このフォーメーションについて試合後、福岡の長谷部監督は「攻撃の優位性を出したい」と語り、宮大樹は「後ろの人数を合わせることで試合を優位に運ぶプランだった」とコメントを残しており、その2人のコメント通り前半は手を焼いた。

特に右のシャドーに入った新加入のドリブラー紺野の対応は前半は後手に回っていた。

守備に不安のある左SB初瀬の所を徹底的に狙ってきており、必然的に前線の汰木康也が守備のフォローに来ており例えここでボールを奪ってもカウンターの際の汰木のスタート位置が低くなり、神戸の1つの武器である汰木の仕掛けからのチャンスメイクは難しくなってしまう。

1度前線に残っている大迫勇也に預けてタメを作る方法もあるが、いくら大迫言えど宮、奈良、グローリーと屈強なCBを3枚並べた福岡相手にキープするのに精一杯という状況に。

そんな中で前線からのプレスをかけられセーフティーにプレーをしていた神戸の選手が簡単にボールをパスミスで失うシーンが多かったが
山川と本多が跳ね返しシュートコースには山口と酒井がしっかりと切るなど決定的なチャンスは作らせず。

前半は両チーム共にセーフティーにシンプルにクリアをしたり、タッチラインへボールを蹴り出す場面が多く見られ失点しないことに重きを置いてプレーしていたことが伺える。

後半

ハーフタイムでの交代は両チームなかったが後半からはアンカーに入っていた齊藤が最終ラインまで降りてビルドアップに関わる場面が増えた。

前半は福岡の前線3枚に対して山川、本多、初瀬と同数の3枚でビルドアップしていたが後半からは齊藤が加わり数的優位を作った最終ラインでのボール回しがスムーズに。

それまで最終ラインのフォローをしながらボールを受けに下がることが多く、右SBの酒井に良いボールが供給出来ずに右サイドを使った攻撃が停滞していた。

しかし最終ラインでのボール回しが安定したことにより右サイドへの展開がスムーズに。

山口のプレーエリアが前目になったこともあり酒井山口武藤の3人が絡んだ攻撃が増えていく。

後半12分には井出に代わり佐々木大樹を投入。

井出に比べより攻撃的な佐々木が中央だけではなく機を見て右サイドに流れるなどして強さのある武藤をPA内でプレーさせるなど攻撃が活性化する。

そして後半25分に待望の先制点をもたらしたのは後半21分に投入された新加入のジェアンパトリッキ。

ルーズボールを酒井と齊藤で回収して右サイドの佐々木へと展開。

佐々木からのクロスは武藤がヘディングで合わせるも奈良に当たり、こぼれた所を太ももで絶妙にトラップして落ち着いて流し込んだ。

武藤のこぼれ球をねらってファーに動いた大迫の動きも見事で、ファーにいたグローリーと湯澤が大迫に合わせて少し下がったことによりパトリッキのところにスペースが出来てシュートする時間も生まれた。

その後は交代選手を使いながら前への圧力を強めてきた福岡だったが、GK前川黛也を中心に必死に守り時には身を投げ出してシュートコースを消すなど最後まで見事な守備を続けた神戸がゴールを許さず1-0で見事勝利した。

選手個々について

前川黛也→危ないシュートはほとんどなかったが、後半27分には裏のスペースを使われるも果敢に飛び出しルキアンと接触してしまい倒れ込み治療を受けるも最後までゴールマウスを守った。

酒井高徳→前半は攻撃ではいい形でボールが入らなかったものの後半には中に入り込み枠内に強烈なシュートを飛ばし、ルキアンに対してしっかりチェックしたことが先制点のきっかけにもなるなど攻守に躍動。

山川哲史→PSMに続き本職のCBでの出場。ルキアンや山岸など空中戦に強い相手に対して負けずピンチを潰し続けた。ビルドアップ面ではやや課題を残すも前半18分に初瀬に通したグラウンダーでのサイドチェンジ見事だった。

本多勇喜→CBにしては小柄なものの身体能力の高さでルキアンや山岸に引けを取らず。パスが前半は意思疎通出来なかったと反省していたものの随所に良いパスを供給。怪我人多発のDFラインを救った。

初瀬亮→普段の積極果敢なオーバーラップとは一転、3CBの左CBの位置に入りビルドアップもらしくないパスミスを連発。守備では紺野の対応に苦労するも汰木や齊藤のフォローもあり大きなミスもなく終えた。

齊藤未月→本人曰く「スタートからアンカーに入るのは初めて」との事だが、攻守に積極的に顔を出し続けた。守備では初瀬のフォローや危険な場所にはしっかり潰しに行くなど無失点に貢献。前半15分に強烈なシュートを放ったり、先制点の起点になるなど攻撃でも持ち味を出した。

山口蛍→スクランブルな人選になったこの試合を終始フォローに回り続けたためプレーエリアも低めになりシュートなど直接的な攻撃に絡ず。それでも前半27分には自陣深くから前線の汰木へ見事なサイドチェンジを見せるなど今季も攻守に替えのきかない存在だ。

井出遥也→前線にいい形でボールが入らないと見ると、ボールを受けに来て散らしたり前線のフォローに入り続けるなど攻撃の潤滑油に。試合後にはもっと連携を高めればもう少し崩せると思う。コンディションもこれから上げていきたいと語っており今後に期待大。

武藤嘉紀→後半からは山口と酒井の3人で右サイドからチャンスを作り出すも、シュートを打てる場面も少なく得点はならなかったが、相変わらずスピードに乗った攻撃は脅威。押し込まれる展開や福岡のカウンター対してはスプリントし戻ってくるなどチームに貢献。

汰木康也→紺野の対応に手を焼いた初瀬のフォローに戻り決定的な仕事をさせなかった。最大のチャンスは後半18分、強烈なシュートを放つも奈良の魂の顔面ブロックに阻まれ今季初得点はお預け。

大迫勇也→シュートを打つ場面は少なかったが、最終ラインで福岡のプレスをかわせず苦し紛れに蹴られてきたボールが多かったもののそれを見事に競り合いマイボールにしてキープしてしまう強さと上手さ。後半は攻撃の人数が増えた味方に落としてチャンスメイクするなど攻撃に絡み続けた。

佐々木大樹→徐々に攻撃の時間が増えてきた時間帯に投入。井出より攻撃的にプレーし神戸の攻撃をより活性化して福岡を押し込むことに成功。先制点の場面では武藤を狙ったクロスが結果的には先制点に繋がった。

ジェアンパトリッキ→切り札として期待され投入され数分で結果を出してベンチの起用に100点満点で答えた。前がかりになった福岡を相手に果敢にDFラインの裏を狙い驚異になり続けた。

尾崎優成→最終盤に守備固めで投入。リーグ戦初出場。DFラインに怪我人がで続けてる今がチャンス。

良かった点

まずは勝利出来た点。
昨シーズンから在籍していてあの開幕から勝ち星がなかった時期を経験していだけに負けてしまった場合に「昨シーズンと同じでまたか…」となってしまう可能性があったが勝利したことで全員がホッとしている事だろう。

怪我人が多く出た中で起用に答えた選手達。
大崎とトゥーレルを欠く中で、アンカーに入った齊藤やCBに入った本多がしっかりと穴を埋める活躍を見せた。

スタメンの人選と交代選手。
齊藤のアンカー起用や本多のCB起用が当たった。
押し込む時間帯が増えてきた中で井出より攻撃的な佐々木を投入し主導権を奪い、切り札パトリッキを送り込んだ数分後に先制に成功。
怪我人いっぱい出たと実際シャレにならん事が起きた中で今いるメンバーで出来る手を打ち勝利を掴んだ。

気になった点

最終ラインのビルドアップ。
特に前半は相手に引っ掛けてしまいピンチになる場面が多くまだ可変での3CBでのボール回しが活かせていない。
菊池、トゥーレルと主力2名が居ないアクシデントだとしてもそれを差し引いても酷かったと言わざるを得ない。
本多と山川の両者はロングボールで質の高いボールを蹴っており技術の高い選手であることは間違いないため後ろでのボール回しに安定感を増して欲しい。

また初瀬を3CBに組み込む点についても、慣れないポジションとはいえ初瀬の技術力の高さであの位置からいいボールを蹴れるとすると面白くなる。
しかし初瀬の武器でもあるスピード、縦に仕掛けてのクロスなどが活かせない点も気になる。

後手に回り続けた前半。
福岡のメンバー表を見て3バックで前線が3枚になると分かっていたはずだが、試合が始まってから面食らったような対応の連発。
観戦していた位置のせいなのか試合中に初瀬と汰木が長く話し合うシーンを何度も見た。
試合前にもう少し何とかなっていれば落ち着いた立ち上がりになったのではないか。

おわりに

長々と振りましたが中々サッカーを言語化するって難しいですね。

自分なりに読みやすいようにしたつもりですが「自分用のメモだから」と心の中で開き直って書いてもいるのでぐちゃぐちゃなってると思います。

今後どんどん書いていって何とか見やすい形に出来ればなと思いますので「こうした方がいいよ」などありましたら教えてください。

分析に関するコメントとかもお待ちしております。
「たけっちはこう考えてるけど俺はこう考えてる」
みたいな意見とかも是非欲しいですしお気軽にコメントつけてくださると嬉しいです。

とりあえず三日坊主にだけはならないように次回札幌戦でお会いしましょうを

以上、たけっちでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?