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Summer School at UWC ISAK

始まる1ヶ月くらい前から緊張していたSummer School。今年一番自分のcomfort zone を大きく超えたチャレンジだったと思う。参加する生徒は中学2.3年生。Summer Schoolが始まる前から生徒の願書に目を通したりしていた。生徒はアジア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ本当に世界中から集まってくる。日本人の子でも海外で生活している子、日本のインターに行っている子、当たり前なんだけど、みんな恐ろしく英語がペラペラだった。UWC ISAKは高校しかないInternational schoolなので、Summer Schoolではここの高校に志願しようと考えている生徒が多かった印象。先生やスタッフもUWC卒業生やネイティブの人ばかりで、ミーティングもついていくのがやっとだった。常に”Hang in there”状態だった笑


UWC ISAKについて

UWCとは
United World Colleges (“UWC”) comprises schools and colleges in 18 countries and regions, and national committees and selection contacts in more than 158 countries. The UWC movement also consists of more than 60,000 alumni and other members in virtually every country in the world. UWC International is governed by the International Board and UWC Council. The executive arm of the International Board is the International Office, based in London. The scope of the UWC movement is truly global!

UWC ISAK JAPANホームページより

ISAKとはどういうところなのか、
UWC ISAK JAPANは、避暑地として知られる長野県軽井沢町に位置しています。美しい山々に囲まれたキャンパスでは、リーダーシップやデザイン思考などのプログラムを通じて「変革を起こせる」次世代のリーダーの育成に力を入れています。さらに、私たちの醍醐味である寮生活では、多様な価値観に深く触れることができ、世界で活躍できる人格育成に大きく貢献しています。

UWC ISAK JAPANホームページより

詳しく知りたい方はホームページチェックしてみてください!

さてさて、ゆっくりと振り返りしていきますか、
がっつり英語での運営、スタッフ側が初めてだった今回のSummer School。一言で表すなら「悔しかった」何が悔しかったのだろうか、箇条書きで出してみよう。
・英語があまり喋れなかったこと
・あまりチームに貢献している感覚がなく、成長実感がなかったこと
・今回の目標である「わかったフリをせずに、わからないことを聞く」があまりできなかった
・学んでいるコーチング・ファシリのスキルがあまり活かされなかった。
・自分の意見・思いがあまり出てこなかった
・自分らしくなかった部分があった

この悔しさから見えてきた3つのこと

①    僕のなりたい理想像

振り返りの箇条書きの最後の部分で書いた“自分らしくなかった”=理想の自分ではなかったと言うことな気がする。英語が他の人より劣っていると言うネガティブな方に目を向けてしまう機会が多かった。そこじゃない、そこじゃない「弱みは強みじゃ!」と思っても、どこか自分らしくなくて悔しかったんだろうな。グループやハウスメイトのスタッフにたくさん助けてもらいながらなんとか出来たけど、劣等感的なものと悔しさが残った。イメージで言うと、地元でそこそこうまいサッカー選手が強豪校に入った感じ。自分が使えない感覚=負けた感覚に少し近いかもしれない。なりたい理想像ではなかったな。この悔しさからなのか、生徒が帰った後の最後のTeamミーティングで大号泣してしまった。急に感情が溢れてきて自分でもびっくりした。

じぁ、なりたい理想像とは?
僕にはきっとなんとなくこう言う感じの人っていう理想がある。僕の中のカッコ良い人、
理想像の要素を言語化してみようと思う▶︎真剣な場で意見や自分の考えを言える人、ディスカッションの場でもっと積極的な人、ON OFFがあってメリハリのある人。例えば、真面目な話は真面目にして、楽しむときは楽しむ。

②    小さく感じた:子供っぽくて、元気の良いお兄さんって感じ

「子供っぽくて、元気のあるお兄さん」ってめちゃめちゃ僕を表しているもので間違えないんだけど、このSummer Schoolでは自分が小さく感じる瞬間が多かった。①でシェアした理想的な僕の姿とは少し違って、アホなことするのが好きでエネルギーがある人。真面目なところで力を発揮できなかったからそう感じているのかもしれない。でも、きっと今回は僕の非言語的なコミュニケーションスキルやエネルギー的な部分を評価して採用してくれたと思っていたから、自分の良さを思いっきり出そうと努力した。
だからFree timeは生徒と関わる機会を増やしたり、Dinner後はほぼ毎日体育館にいって生徒とスポーツをしたりした。イベントやアクティビティのオーガナイズも頑張った!あとは英語があまり得意ではない子も少しいたのでその子たちのサポートもした。でも、生徒との部屋でのミーティング・先生、スタッフとのTeamミーティングではうまく自分の考えや思いを話せなかったし、理解度は7.8割だったと思う。日本語だとこう言う場の時、自分の考えとか意見とかがポンって出てくるけど、あまり自分から湧き上がってくるものが少なかった。他の人は自分の思っているほど気にしていないんだろうけど、こう言うのって自分が一番気にしちゃうんだよね。うんうん

③    Being(スタンス) VS Doing(能力)

じゃ、どうすれば良くなったのだったのだろうか?を考えてみた、
Teamとの時間を増やせば良かったのか?とも思ったけど、みんなが団らんと思っているTeamの時間も僕に取ってはだいぶ集中してリスニングする場だった。シェアの内容とかはめちゃ興味深い内容ばかりだったし聴いていて面白かった。あと、パーティーやイベントはもちろん楽しかった!本当に英語力だけが問題なのであれば、下を向く必要はない。では、日本語のサマースクールに行っていたら、大丈夫だったのかっていう実験してみたい。Being(スタンス)の部分、今自分の持っているBESTは出し切った気がする。Doing(能力)が劣っている影響でスタンスに少し影響が出た部分はあるけど、最終的には結構自分らしく、スポーツやらイベントやらを楽しんでいた。後悔はないけど、悔しさはあるって感じかな。

ここから本当にインターナショナルな環境に身を置き続けて働きたいと思うなら、この壁(Doing)は乗り越えなくてはいけないし、もっと英語を磨かなくてはいけない。コーチング・コンサルト・ファシリテーションを英語でできるようになるにはだいぶ時間がかかる。そこに自分のエネルギーを使いたいのか少し考えてみようと思う。
でも、年齢を気にしなくて、お互いがリスペクトしあっているTeamの雰囲気はすごく好きだった。英語を使ってコミュニケーションするのも好きだけど、本当にそれを仕事の主なツールとして使っていくのかと言う問い。英語は英語、コーチング・ファシリテーターは別で考えてもいいのかもしれない。

また今回のSummer Schoolを通して、今の自分は仕事がしたいと言うことに気がついた。現在久しぶりにタイを旅しているけど、旅を始めた頃の猛烈にワクワクする感じはなく、非日常が日常になってしまった。僕が旅に求めているのは、勉強や仕事を頑張って頑張った後に、ご褒美的な感覚でアドベンチャーのような旅をするのがいいのかもしれない。大きい旅は一旦今回が最後かもしれない。

最後に

向上心がある僕は振り返りとなると、課題点に目が向きがちだけど、総じてめちゃくちゃ楽しかったし、すごくいい経験をさせてもらった。生徒とTeamと自分と向き合った3週間だった。特にハウスメイトのWesにはめちゃくちゃ助けてもらったし、Wesのバイブスが最高だった!アフリカバイブスやっぱ好きなんだよな笑。あと、ディレクターのIrisはSummer School 9年目のベテランで、タイムマネジメント・仕事のテキパキ度・ユーモア全てに対して目から鱗で尊敬でしかなかった。Irisの最後のSummer Schoolの一員として関わらせてもらったことに心から感謝している。25歳にして“旅人”意外にこれとキャリアはないけど、世界中に友達がいて、たくさんの文化を知ることができたのがこの20代前半の財産だな。英語も20歳になってから学び始めて日常会話には支障のないくらいには上達しているし、良いところもたくさんある。このSummer Schoolの経験から何を学んで、どう将来に活かすのか。そして、自分はどう働きたいのか、何をしたいのか。引き続きgoing my way で!

#Taketrip


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