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おしゃべりティムさんとの1週間

残りのタスマニア生活も短くなってきて、寂しさを感じているたけとです。今日はWork awayについて書こうと思います。

Workawayとは、
働き手を探している「ホスト」のもとへ行き、1日5.6時間お仕事を手伝う代わりに、滞在に必要な宿泊設備や食事を無料で提供してもらうサービスのこと。

Taketrip

ただ現地で働くだけではなく、ローカルな暮らしを体験できて、文化交流や言語を学ぶこともできます。
安く旅したいバックパッカーにはぴったりのサービスです!
 
今日は実際にWorkawayを体験してみて、どうだったのかをシェアしたいと思います。今回の僕のケースはちょっと違った形でスタートしました。旅人がホストを探すのが主流かなと思うのですが、今回僕はホストから「家に来ないか?」とworkawayのプラットフォームを通じてメッセージがありました。初めてだったので、少し不安もありましたがメッセージの感じがすごく良く、1週間でも良い(ホストによってはミニマムステイがある可能性があります)とのことだったので、「よし!やってみよう!」と言う形でティムさん(今回のホスト)の家でWorkawayすることにしました。
 
オーストラリアのタスマニア、これ以上の田舎はないんじゃないかなと思うくらい田舎で、近くに家は一軒も見えない。ティムさんの家に初めてお邪魔した時は、おじいちゃんの家に帰ってきたみたいな感覚だった笑。匂いや内装にどこか懐かしさがある感じ。家の近くにあるのは、川・森・山・畑・牛・鶏くらいで見渡す限りの大自然。近くの街までは車で20分。そこまではスーパーもガソリンスタンでもマジで何もない。

おしゃべり好きのティムさん

仕事の時は少し気難しい時もあるけど、基本的に優しく・面白い人。Workaway経験も豊富でホスト歴約20年😳、Aussieアクセントはあるけど、だいぶクリアーな英語ですごく聞き取りやすいと個人的には思います。
滞在中の1週間で雨が多く、外で働くより、家の中にいる時間の方が長かった気がします。なので、ティムさんとおしゃべりするのが仕事みたいになっていたかも笑、この2023年に携帯を持っておらず、連絡手段は家の固定電話か、パソコンのみ。

町で友達に会うときは事前に待ち合わせ時間を決めて現地集合。この前は友達と町のカフェで会う約束をしていたけど、当日友達が来なく、「もうあいつとは会わん!」と冗談半分にキレて帰宅笑、「まぁ、集合時間に現れなかったらその時だよ」みたいなスタンスで、Old styleを貫いている。でも、家にはテレビ・パソコン・Wi-fiなどがあって、ネット環境はバッチリ👍、1日2回座禅会をZoomで行っている。電子レンジ・エアコンはなく、代わりに暖炉がある。Old styleと現代的なところを組み合わせている。ティムさん流のこだわりがすごくある。僕にはどこか、“不便を楽しんでいる”ようにも感じた。

日本好きなティムさんのお家は至る所に日本のものがある。日本語も少し学んでいるので至る所に付箋で日本語が書いてある。日本の調味料もたくさんあって、和食を作るのには全く困らない。日本好きと知っていたので、いくつか日本食の差し入れを持って行ったけど、ティムさんすでに全部持っていた笑
ティムさんのよく使う日本語は「私はバカです」。ティムさんが何かミスをすると必ず出てくるセンテンス笑
 
基本自分で育てた野菜や牛から取れるミルクを使ってオーガニックな生活をしている。朝食は必ずいろんな果物が入ったお粥。昼と夜はランダム。ティムさん一人の時は昼食を食べ忘れることもあるとか。ティムさんは基本何でも自分で作る、チーズ・バター・パン・みそ・納豆・豆腐など。家には手作りのもので溢れかえっている。
ディナーのレパートリーも多く、僕の滞在中にピザ、冷奴、味噌汁、チーズケーキなどなど、和食から洋食、本当になんでも作れる。最近のティムさんは牛から取れるミルクが多すぎて、ほぼ毎日チーズ作りに励んでいる笑。なので、家の中とティムさんから常にチーズの匂いがしている笑笑

ティムさんの家にいると1日がすごく長く感じる。


特に何も計画せず始まる1日。これといった予定もあまりないので、いつも気がむくままに生活している。やることはたくさんあるけど、それに囚われすぎず、気ままに。
ティムさんの家にいると、日頃どれだけ時間に追われているのかを感じる。僕はあまりそれをストレスと感じるタイプではないけど、こういう生活をするまでは気づかなかった。1日をスケジュールして、効率よく動くのが大人になる・社会人になると言うことだと思っていた。だから、何もしていない時間があるとなんだかソワソワする「何かしなきゃ」って。もちろん自分の成長のため、キャリアのために頑張ることは必要だけど、そればかりに執着していると、何気ない日常を楽しむ喜びを忘れてしまう。例えば、何も考えずに、椅子に座って音楽を聴くこと、家族・友達と話をすることなど。もし、僕が明日死ぬとなった時に思い出すのは、自分の成し遂げたことよりも、こう言う何気ない日常な気がする。
だから、これから仕事をして、家族を持って、おじいちゃんになって、僕がどんな人生のステージにいても日常に幸せを感じることは忘れないでいたい。
 
僕のバケットリストの1つに、「めちゃくちゃ田舎に住んでみたい」というのがあったのでこのタスマニアで達成できて良かった。「ど田舎でのローカルな“暮らし”」タスマニアと言う地に惚れ込んで、ここでworkawayすることができて本当に良かった。正直、田舎すぎるのは大変だなと思ったけど、将来は程よい田舎に住みたいなと思った。
 
最終日あいにくの雨が降ってしまい、レコードで音楽を楽しみながら、この記事を書きました。この時間が最高なんじゃ〜

#taketrip

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