見出し画像

「アニメ会社で話すことかよ」かよ

久しぶりのnoteを書こうと思ったのは、今日ぼくの新作アニメが公開されたから。
あの新海監督最新作(ミスリード)がどこで放送かって、なんと「YouTube」です。
しかも1500人くらいしか登録者のいない、弊社Pie in the skyのYouTubeチャンネル。オンリー。

一応僕は商業ショートアニメ監督としてずっとやってきて、作ったものをいろんなテレビ局で放送してもらってきてるんだけど、ここにきて無料メディア。そして制作費はゼロ(持ち出し)。

でもやりたいことがあったので作らせてもらいました。

やりたいこと1
「喋ってるだけのアニメ」

普段やってる「名作くん」は会話劇と言いつつも、キャラが喋ってるだけだと子供はつまらないからキャラの動きや場面転換もあるし、絵変わりが結構あります。
でも今回はまったく動かず、会話だけするアニメにしたかった。
作画コストを下げるため、ポーズ変更や一枚絵は一個もなし。
(その代わり同トレスはしてもらいました!止まってる絵がビリビリ動くやつ。かわいい)

やりたいこと2
「成人男子の話」

最近イケメンコンテンツの勉強してて、大ブーム中の「ツイステ」とかにもハマった結果、自分でも人間のイケメン成人男子が話すやつがやりたくなりました。
デンくんは美大生っぽいルーズな感じのイケメンで(僕たぶんこういうキャラが好き)、モトくんはシャツメガネ泣きぼくろイケメンです(泣きぼくろいいよね)。

やりたいこと3
「全セリフにテロップ」

今「モモウメ」とか「松尾です」とか、SNSでウケてるショートアニメはもうぜんぶ全セリフテロップなんですよ…
その流れに抗いたい気持ちもあるけど、自分でもテロップあると見やすいと思ってしまうのも事実。テロップあった方が逆にリズム出るっていう見方もわかる。
全テロップ始めるならテレビよりネットだろってことで、今回のはいいタイミングでした。
テロップとかのデザインも自分で作って、手仕事感あって楽しかったな〜。


そんな僕の今のやりたいことを詰め込んで作ったのが
「アニメ会社で話すことかよ」
です。

もちろん一人ではできず、うちの会社のスタッフの
スズキハルカ(作画)、澤田裕太郎(声と編集)、松本慶祐(声)
に手伝ってもらって実現しました。
予算ゼロだから当然なんだけど、かなりコスパよく作れたはず。
みんなありがとうよ。

ちなみにタイトルだけ最後の最後まで決まりませんでした。
「アニメ会社の二人」みたいなニュアンスが込めたくて、当初「アニメ会社の隣席(りんせき)で」だったんだけど、「この世界の片隅で」みたいなのでやめました。やめてよかった。
↓最終候補


2話までは声録ってるんでいつかアップされると思いますが、それ以降やれるかは再生数とかに関わってきます。みなさんぜひ
視聴、高評価、チャンネル登録、コメント、拡散
のほど、よろしくお願いしま〜す。

(もはやお願いごともYouTuber)

サポートってやつをされてみたいです