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現状維持のための国際関係重視

April 09, 2024

Transcription

Japanese Prime Minister Fumio Kishida arrives in the United States where he is set to meet with President Joe Biden.

President Biden announces a plan to cancel student loan debt for 23 million Americans. The U.S. Supreme Court struck down a similar plan last June.

In Beijing, Russian Foreign Minister Sergei Lavrov and Chinese President Xi Jinping praise joint development by the two nations.

And British Prime Minister Rishi Sunak meets with Rwandan President Paul Kagame in London to discuss a delayed plan to send asylum seekers in Britain to Rwanda.

訳例

岸田文雄首相が米国に到着し、ジョー・バイデン大統領と会談する予定です。

バイデン大統領は、2300万人のアメリカ人の学生ローン債務を免除する計画を発表しました。しかし昨年6月、連邦最高裁は同様の計画を破棄しています。

北京では、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と中国の習近平国家主席が両国による協力体制を高く評価しました。

リシ・スナク英国首相は、ルワンダのポール・カガメ大統領とロンドンで会談し、英国にいる亡命希望者をルワンダに送る計画の遅れについて話し合います。

勝手に探究

「世界の秩序を守る」というとき、現状を維持を意味することが多く、それはすなわちアメリカの覇権と先進各国の優位を守ることになります。

親分のアメリカについて行かざるを得ない日本にとって現状維持は国是であるため、「国際関係重視」と言葉をすり替えてアメリカの決定に従っていきます。

しかし、現状のパワーバランスに納得いってなければそんな秩序を守る気など生まれようはずはありません。綻びが見えたらそこを突くのが国際政治でしょう。

アメリカの視点で報道がなされている日本でアメリカを敵視する言論はほとんど聞こえてこないのですが、実際は国家の数はもちろん、人口でも西側諸国以外の方が優勢です。経済規模でも伸び代があるのはもちろん発展途上国であり、いつまでも西側が優勢とは限りません。

アメリカから覇権(の一部)を勝ち取ろうとする国家群の中核を担うのはやっぱり中国とロシア。日本の報道ではどちらも経済や政治に大きなリスクがあるようなのですが、その実はどうなんでしょう。借金まみれなのはむしろアメリカとか日本で、バイデン大統領も岸田首相も政権末期のよう。すると、経済も政治もダメなのはむしろ…。

その上、なんとなく西側寄りにも見えるトルコやインドも実はそちら側、なんて考えたら、アメリカ覇権の終わりの始まりはもうすでに始まっているのかもしれません。

え、日本にもそんな時のためのオプションがあるって?

政治家に?

官僚かな?

民間か!

それじゃダメなんじゃ…。

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