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結局はどんな人間になりたいか

The Chinese Girl Who Leads 300 Goats

Transcription

This 8-year-old girl in China is the leader of 300 goats.

“Hello, NASDAILY. I am Chen Wan.”

She has been herding goats since she was 3 years old. Her parents let her feed, ride, pick up, and even lead the goats with nothing but a stick and a lot of confidence.

But when her father uploaded a video of her to the Internet, people got annoyed. But her father didn't listen. He knew that she could learn a lot from goats.

So he let her study at school for half of the day and the other half in nature. From school, she learned algebra, and from goats, she learned the value of hard work. The combination of education from school and life was perfect.

This goes to show that real education comes in all forms. It can come from a school, a playground, and even from a goat.

That’s 1 minute, see you tomorrow!

訳例

中国の8歳の女の子は、300頭のヤギのリーダーです。

「こんにちはナスデイリーの皆さん 。 私はChen Wanです。」

彼女は3歳のときからヤギを飼っています。両親は認めているのです。彼女がヤギに餌を与えること、乗ること、連れていくこと、そして一本の棒と自信だけをもって先導することを。

しかし、父親が彼女のビデオをインターネットにアップしたところ、周囲が騒がしくなってしまいました。しかし、父親は聞く耳を持ちませんでした。ヤギから多くのことを学ぶことができると知っていたからです。

そこで、一日の半分を学校で、残りの半分を自然の中で勉強させるようにしました。学校では代数を学び、ヤギからは努力の大切さを学びました。学校での教育と生活での教育の組み合わせは完璧でした。

このように、本当の教育とは、あらゆる形で提供されるものなのです。学校から、遊び場から、そしてヤギからでさえも。

以上、1分バージョンでした。また明日お会いしましょう!

勝手に探究

大学受験最終盤を迎えた今(2月21日現在)改めて思うことは、受験勉強で点数の差は大きく付いても、人間の性格や特徴はもともと多様で、偏差値がいくつ違うとか、共通テスト(旧センター試験)の得点率が何パーセント違うとか、誤差の範囲だということです。

高校教師という職業柄、誰がどの大学に受かるのかなど毎年のように百人単位で見ていますが、努力の結果は上乗せされはしても、本人の特徴が覆るようなものではありません。概ね学力に応じて松・竹・梅のように進学先は決まっていきます。もちろん大学は松竹梅の3段階ではなく、さまざまな「括り」があるのですが、その辺りの違いははっきり言って誤差であり、その差を「煽って」商売している連中がいるのが問題なのだと思います。

文科省は現在進行形で教育改革、大学改革に取り組んでいて、特に、大学入試を筆記テスト一発で決めるのを改めようとしています。しかし、容易に数値化でき、一見公平に思われるこの方法を改めようとすると、判断の合理性や平等性の問題が惹起され、改革はうまくいきません。

しかし、受験科目の勉強だけで、何がどこまで分かるのでしょうか。高校生活の早い段階で受験科目を絞ることはもはや常識であったり、絞り込んだほんの数科目に特化して塾に通い詰めたり、共通テスト利用を中心に、入試に大枚をつぎ込んで少しでも合格の可能性を上げようとするのが小中高と12年間かけて学んだことの集大成かと思うと、少し残念に思われます。

自分のしてきたことを誰かによって数値化されるのを望みますか?思い出や感動に点数をもらいますか?

数字ではAIに敵わない時代。人間が人間らしく生活して、その中でいろいろなことに首を突っ込んで経験から学んで欲しいし、そんな人間をこそ評価するようになって欲しいと切に願います。

今回のお話、やっぱりフルバージョンがお勧めです。ぜひご覧ください!


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