精子が足りてない。僕が精子提供した理由。

僕はたけてる、精子提供の話をしてみる。

はじめに

これを読んでくれてる皆さんは、精子提供の存在を知ってるだろうか。まず、精子提供の現状と問題について語ってみる。そして、精子を提供する時の流れや、僕が提供しようと思った理由を語る。

クリニックを介した精子提供

精子提供を大きく2つに分けると、クリニックを介したものと、個人間のものがある。勿論、後者は問題が多すぎる。本来、行われるべきではない。だが、彼らにもそうせざるを得ない理由がある。

クリニックを介した精子提供(される側)について説明する。文章で書くと長くなるので、メリット、デメリットを箇条書きで以下に示す。

メリット
・性病検査、遺伝子検査、精子検査の信頼度が高い
・子供が大きくなった時に、病院を介して提供者と何らかの方法で連絡を取れる
・病院に確認を取ることで、近親婚を避けることが出来る
・そもそも1人の精子提供者に対して、出産制限があり、近親婚になりにくい

デメリット
・精子提供者を選ぶ事が出来ない。妊娠した後に、提供者の外見的、内面的特徴を病院から知らされる(これがデメリットかどうかは倫理的に難しい所ではある)
・高い、何回目で妊娠出来るか分からないのでこれは大きい問題、凍結精子の妊娠率は5%程度と言われている
・精子提供を受けるための審査が厳しい

メリット、デメリットは上に示した様なものであるが、クリニックを介した精子提供についての問題点は費用が高額であることと、審査が厳しい事である。

個人間での精子提供

次は、個人間での精子提供(される側)について説明する。ここでも、メリット、デメリットを箇条書きで以下に示す。

メリット
・精子提供者を選べる、顔や学歴など
・安い、個人間なので破格
・審査がない、例えばLGBTの方やシングルマザーを希望する人でも提供を受けれる

デメリット
・精子提供者の学歴が本当である保証がない
・精子提供者が性病検査、遺伝子検査などをクリアしてる保証がない
・近親婚のリスクが高い、確認するのが困難
・子供が大きくなった時に提供者と連絡を取ることが難しい、これは子供の精神に大きな影響を与える

個人間での精子提供に関しての問題点は、デメリットに記述した4点である。

僕が精子を提供した理由

今、精子提供に関する問題は上で書いたように沢山あり、解決されるべき問題である。これらを解決していくには、多くの関心と理解が必要だと僕は考えている。そこで、そのために、今の僕にできることは何かと考えた時に、僕自身が精子提供をする事だと考えた。精子提供に関わる母数が増えれば、必然と関心は高まると考えたのだ。だから、僕は精子提供をした。勿論、クリニックを介した精子提供である。

精子を提供する流れ

ここからは、クリニックを介した精子提供の詳細を説明したいと思う。

精子提供を希望すると、まず精子提供に関する説明や検査を行う。新しい命に関わるのだから、軽はずみな気持ちで行ってはならない。だから、説明は大切だ。様々な説明を受けるが、精子提供で子供を授かった人の感謝の手紙には色々と考えさせられるものがあった。検査としては、精子が健康かどうかや性病や遺伝子の以上がないかの検査が行われる。また、年齢や持病などによる適正検査もある。これらの検査を経て、合格すると精子を提供する事が出来る。その後は、自分のペースでクリニックに精子を提供しに行くだけである。勿論、性病検査は定期的に行う。

ただ、精子提供には制限がある。精子の凍結本数と1人の提供者の精子から誕生する子供の数である。後者は1人である事が多いと思う。こういったことも、精子提供者が足りない理由の1つである。

また、精子を提供すると健康管理費として数万円が貰える。ここでよく考えて欲しい事は、この数万円は、精子提供する事に対する手間と健康の管理に対して妥当だという事である。間違っても数万、数十万円のためだけに提供しようと思わないで欲しい。そんなに軽い問題ではない。

おわりに

以上が、精子提供に関する現状の問題と精子提供の流れである。これらはあくまで、僕が観測してる範囲の事、また僕個人の意見である。

これを読んで、なにか賛同出来る部分があれば、あなたの知り合いに少し精子提供の存在を話してみて欲しい。多くの方が認知するだけでも大きな進歩だと思う。

このテーマには、色々な意見があると思う。是非、皆さんの意見もコメントに書いて頂きたい。

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