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女子高生と柔道

今タームも二つの学校からオファーがありました。
一つはこの学校、Kingswood College。

小、中、高が一緒になってる男女共学の学校で、校内は小学校エリアと中学・高校エリアにわかれてる。リッチなエリアの住宅街にある金持私立学校。
俺みたいな訪問者が迷わへんようにあちこちに地図がある。とにかく広いからこれはありがたい。


地図を見てもらうとわかるけど、運動場が三つある。しかもどの運動場も青々とした芝生で、綺麗に手入れされてる。芝生の状態=財力(と僕は思ってる)。


体育館にはそこら辺のジム顔負けに設備が整ったジムの部屋がある。


そして今回柔道のクラスをするのはこのエリア。カーペットの部屋を使わせてもらえるのはありがたい。


この学校ではYear 10と11(高校1年生と2年生)に週に一回75分のクラスを3週間することになってる。男女共学なのに柔道のクラスを受けたのは女子6名だけ。JKに囲まれて柔道とは少しテンションが上がるが、これが後々後悔につながる。

聞くと、フェンシング・ゴルフ・柔道の中から一つ選んで授業を受けれるらしい。下の体育館でフェンシングやってるけど、30人は軽くいてる。柔道の人気のなさよ(泣)。。

初日に自己紹介をしたときに気づいたのは全員がチューイングガムを噛んでる。けど、そんなことではもう驚けへん。こっちでは小学生でもあたりまえのこと。そんなことで腹を立てていてはオーストラリアではやっていけない。
ただ今回びっくりしたのは生徒の爪。チラッと見えたネイルがすごい。こんな感じ。


このネイルで柔道したら即ポキっしょ。ポキったら俺の責任になんのか?と心配しつつ三週間のワークショップをしていた。

学校でのワークショップではいつも簡単な技(受け身・大腰・体落(手は大腰の手で)・崩袈裟固(手を首の周りに回すと危ないので)・横四方固め)を教える。投げる練習は陸上選手が走り高跳びの着地で使うランディングマットを使うから怪我することはまずない。

受け身をさらっとやって、寝業に移動したところで問題発生。生徒が「押さえ込みはしたくない」って言い出した。これは女子高校生によくあること。。。柔道ってただでさえ相手との距離が近いのに、そこに体の発育問題・相手への遠慮・恥ずかしさ等々が混じってこうなる。やりたくないっていうのを無理矢理やらせるわけにもいけし、付き添いの先生も何にも言えへんからその先生を台にして袈裟固と横四方固を見せて寝業は終わり。

次は投げ技。大腰の足運びと手の使い方を教えて、さてランディングマットに投げようかってときにまた「投げたくない、投げられたくない」って。ホンマにどうすれば良いんやろか?これも付き添いの先生を投げて、みんなに見せて終わり。

結局こんな感じで3回のワークショップが終わった。女子高生難しい。
それでも先生は自分が投げられたり、押さえ込まれたりしたのに満足したみたいで、柔道を初めてした貴重な経験ができたとポジティブなフィードバックをもらった(笑)。。。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

2015年からメルボルンの学校で柔道のワークショップを始めて(コロナ期間中2020年、2021年は結局一校も行けませんでしたが)、かれこれ40校以上の学校で柔道のワークショップをしてきました。小学校から大学まで、公立、私立、男子校、女子校、共学、厳しそうな学校、ちょっとややこしそうな学校と本当に色々な学校がありました。

そこで、オーストラリアの学校がどんな感じか知ってもらうために、学校でワークショップをするたびにどんな学校だったか紹介していきたいと思います。

また、ブログで使用している写真は学校の許可を得て載せています。


自己紹介です。僕の柔道経歴や、いつオーストラリアに来て、いつ永住権を取ったかなどなど書いています。まだ読んでいない方は是非読んでください。

これから僕がしたいこと「日本人の柔道家が海外に出て行くのをサポートしたい」ということを書いています。興味がある方は是非読んでください。


Taketani Judo Academyでは海外で柔道をしてみたいと思っている方を年齢、経験に関わらずサポートしたいと思っています。



僕自身小さい頃から海外で柔道を指導をすることを夢みて日々の稽古に励んできました。大学在学中にメルボルンに行くことを決断し、英語の勉強、ビザ等々の準備を始めました。

最初は一年間という予定が、メルボルンの人や文化に出会い、日本にはない魅力に気づきここに住み続けたいと思うようになりました。2015年に無事永住権を取得し、現在は自分の道場を経営し柔道を指導しています。



長期でも短期でもメルボルンのうちの道場に来たいという方は大歓迎です。もちろん他の都市や国に行きたい方もお気軽に連絡ください。ビザのこと、準備すること色々とアドバイスできると思います。



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