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ショーン・コネリーという俳優

もう一週間以上前になるのかと思いましたが、俳優のショーン・コネリーさんが亡くなられたと聞きました。心よりご冥福をお祈りします。

ショーン・コネリーといえば、まず思い浮かぶのが英国秘密情報部の諜報員ジェームズボンド=007。

1962年の「ドクター・ノオ」から1971年の「ダイヤモンドは永遠に」、また83年の(番外編である)「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を含めた計7作品でボンド役を演じていました。

自分が最初に007の俳優を知ったのもコネリー氏で、その若く精悍な顔でウォッカ・マティーニを傾けワルサーPPKを持っている姿がとても印象に残っています。

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その初期の頃の若くハンサムな役柄も良いのですが、71年の「ダイヤ〜」からは下の画像のように顔つきがガラッと変わって渋味を増していきます。

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87年の「アンタッチャブル」では、ギャング組織に立ち向かうケビン・コスナーを支える老刑事役、96年の「ザ・ロック」では元英国の情報員というボンドを想起させる役など幅広い役柄を演じ、「アンタッチャブル 」ではアカデミー助演男優賞を取りました。

また、「インディジョーンズ/最後の聖戦」では主人公インディの父親で考古学者の役で出演し、インディとの軽妙な掛け合いなどが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

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その「いぶし銀」の渋味ある演技は、これからも映画史の中で語り継がれるだろうと思います。