ご飯をしっかりと作ること

『きのう何食べた?』を読み返していた。
改めて反省したのは、ちゃんとご飯を作っていないな、と言うことだった。仕事が忙しいこともあり、外食やお惣菜に頼った生活が続いている。
ただ、毎日ご飯を考えて作って、それを家族で食べる、と言うのはやはり良いものだよなぁ、とこの漫画を読んでいて思う。
食は人生のささやかながら毎日訪れる喜びで、かつ身体を作るものでもある。それをしっかり作り、食べ続けるというのは生活の基盤なんだろうなぁ、と思う。考えてみると、丁寧な暮らしが否かを分ける一番わかりやすい基準は、そこにあるのではないか。丁寧に一汁三菜を作る暮らしをしていれば、他が全て荒れていたとしてさえ丁寧さは漂う気がする。あとは、部屋の整頓か。

ちなみに、著者のよしながふみはインタビューの中で、とはいえ全員に丁寧な料理を薦めている訳ではないと語っていた。一番外注しやすい家事、と言うのも事実だし、子持ち共働きの友人で外注してる人を何人も知っている。
その上で、毎日と言わずとも、そこまで忙しくない日は丁寧に晩飯作る日も欲しいなぁと思う。
人生を長期で見た時の体力や気力はそう言う所から湧いてくる。気がする。

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