蕎麦屋で呑む

蕎麦屋で飲みたい。
なんとなく、そう言う憧れがあるのはBar Bossaの林さんの有料noteを読み続けている影響が大きい。毎日書かれている日記の中には、頻繁に奥様と都内の蕎麦屋に行かれる記載が載っており、上品な蕎麦屋でワイン等を嗜まれる写真が載っている。
居酒屋というほど飲みだけの店ではなく、何品かおつまみと日本酒を嗜んで、上品な質の高いそばで締める。で、出来れば、そんなに高くない。そんな店は、良い。
ただ、自分の地元のデパートの中にある蕎麦屋はつまみのメニューはあまりない。遠出した際は、どうしても妻の好みであるワインにあった店か、がっつりと日本酒を飲める店が多い。ということで、ぼんやりとした憧れのままだった。

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昨日、新宿御苑に行くことになった。
理由は、カブトムシ探し。noteでも何回も書いているが、息子が突然虫好きになり、この夏はひたすら虫取りをしている。バッタ→カマキリ→セミ→トンボとターゲットが変わる中、まだハンティング出来ていないのが、男子の憧れカブトムシだった。
そのカブトムシが新宿御苑に大量発生しているとのツイートがあったため、珍しく新宿まで足を伸ばすことにしたのだった。

そして、新宿御苑に向かう途中、感じの良いメニューの蕎麦屋が脇にあった。その時、ふと、憧れを思い出した。カブトムシ観察の後、蕎麦屋へ向かった。
非常においしかった。揚げ物がどれもおいしかったし、夏野菜の煮浸しはセンスが良かった。鯵と梅肉のチーズ春巻という季節のメニューがめちゃくちゃ美味しかった。梅の酸味と、ややまったりしたチーズってこんなに合うのかと思った。
そして、はじめて知ったのは、上品な蕎麦はとてもよく日本酒に合う、ということだった。つゆのうまみ、冷たい蕎麦の喉越し、そして、日本酒。これだけでも飲める。
あと、四歳児を連れて行ったが、その対応も悪くなかった。考えてみると、蕎麦屋であれば居酒屋などと比べると子供の対応も慣れているのかもしれない。子どもも猛烈な勢いで蕎麦を食べていた。舌が肥えて来そうなのだけやや心配だが。

今後も蕎麦屋はもう少し掘ってみたいと思う。

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