TAKESHI/元高校教師

総推入試塾長|慶應義塾大学SFC→学習塾AO入試推薦入試講師→高校社会科教員→高校進路…

TAKESHI/元高校教師

総推入試塾長|慶應義塾大学SFC→学習塾AO入試推薦入試講師→高校社会科教員→高校進路指導教員→総推入試塾長 教育について徒然なるままに…

最近の記事

総合/推薦型選抜専門塾始めます

今月2024年5月から総合/推薦型選抜専門塾「STカレッジ」を開校することになった。 宣伝というよりも開校に至った経緯を残していこうと思うので、塾の詳細が知りたい方はぜひ公式サイトを見ていただければ幸いだ。 公式サイト ざっくりとした塾の概要としては、総合型選抜/推薦型選抜(旧AO入試/推薦入試)の対策塾であるが、「授業はしない」という塾である。 ポートフォリオ型学習を採用しており、上記のようなポートフォリオを元にして、現状と目標を明確にすることで自走をしていくことができ

    • 教員を辞めます。「教育」がしたいから。【高校教員のひとりごと】

      新卒から続けてきた学校教員を辞めることが決まった。 元々「教育」が非常に好きで、どう考えても教育の最前線である「学校」という現場を離れることは非常に葛藤もあったが、ここで一区切りである。 とはいえ、教員生活は非常に楽しいものであった。もちろん日々の関わりもそうだが、元々塾業界で働いていたこともあり、学校という教育システムは感動であった。 塾にいた頃は、やはりマネタイズが大きな壁として立ちはだかっていた。私がいた塾はかなり先進的であり、勉強だけでなくキャリア教育にも強く力を

      • 「受験の責任」の所在は誰にあるのか【高校教員のひとりごと】

        博多女子中学校の出願ミスが世間を騒がせた。最終的に高校側が救済措置として受験機会を設けたことがニュースになった。 この件について、中学校や高校の対応について様々な意見が飛び交っている。受験の責任の所在はどこにあるのだろうか。 当然ながら、出願ミスの責任はミスした側にある 出願ミスの一件で言えば、出願締切を勘違いした中学校側に責任があることは疑う余地はないだろう。制度上出願を中学校に委託せざるを得ない生徒本人には責任はないのはもちろんのこと、規則に則って(当初)受理しなかっ

        • 奨学金を返したくない人たち【高校教員のひとりごと】

          SNSで奨学金についての話題が議論を呼んでいる。私自身、奨学金を借りて大学に進学し、未だ返済中の身である。 教育の無償化や負担を減らしていくことについては大いに賛成ではあるが、事実、今は高等教育は無償ではなく、そのような状況の中で合意の上で奨学金を借りたのであるから「返さない」で済む問題ではないことは疑う余地はないだろう。ただ、良い機会なので今回は奨学金について考えていきたい。 「奨学金は"借金"である」 言わずもがな一般的な奨学金は「借金」である。借りた分は返さなければ

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          一般入試で大学に入ったのにAO推薦入試講師になってトップ講師になった話

          学習塾で働いていた時代は、AO入試/推薦入試(現総合型選抜/推薦型選抜)の担当講師をしていた。 よく「先生もAO入試で大学に入ったんですか?」と聞かれたが、私自身は一般入試で大学に入った。なんなら高校時代はAO入試に挑戦して不合格になっている。 そんな状態からなぜかAO入試の講師になり、AO入試の魅力にハマっていくことになった。 元々は数学を教えるつもりで働き始めたが… 私の得意分野は数学だった。数学を教えるつもりで入職したものの、なんといっても数学の講師は豊富にいたため

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          「やりたいことが決められない」から大学に行く人たち【高校教員のひとりごと】

          大学全入時代とも呼ばれるように、誰でも大学に行ける時代が到来してきている。 そういった中で、「やりたいことがないからとりあえず大学へ」という人も増えてきた。 感覚としては、高校進学に近いのだろう。「みんなが高校に行くから自分も行く」のようなそんな感覚で大学も身近な選択肢になってきた。 事実、大学に行くことで就職の幅も広がるのでやりたいことが決められないのであれば大学に行くのが正解なのだろう。 やりたいことがない状態で、専門学校への進学は考えられないし、高卒で就職するというの

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          大学受験に「勉強」はいらない【高校教員のひとりごと】

          「大学に行こう!」と決めた時、当然のように受験勉強のことが頭に浮かんでくる。 私も大学に進学する時はとにかく勉強をして、受験に臨んだ。合格した時の感動はひとしおだったが、よく考えてみたら「勉強」はいらないのかもしれない。 一般選抜の比率が50%を切ったことが一時期ニュースになっていた。 総合型選抜/推薦型選抜(旧AO入試/推薦入試)の比率が増大していることに対して、賛否両論が起きた。 反対意見としては、「学力という平等な指標でないと家庭間での格差が生まれる」という意見が散見

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