悩みについての考察2
マイナス思考を極める?
僕は物心がついた時から、「自分は周りとはなんか違う」という事を感じるようになっていました。
小学生になった時の事です。
僕は母親の意向により、地元の幼稚園に通っておりませんでした。その当時はその事も劣等感の理由になっていました。
それもあって誰一人として同級生の事を知らなかったんです。地元の幼稚園出身の同級生が多数派だった事もあり、すでに友達の輪が出来ている。
疎外感を感じるとまでは行きませんが、やはり自分はみんなと違うなあと感じる事となります。
小学生の間って走るのが速くて、運動神経抜群の男の子がモテますよね(笑)
僕はそんなに速くも走れないし、運動神経もそんなに良くなかったので、ますます劣等感を感じる要因となりました。
給食の後のお昼休みには草野球をする毎日でした。一番に給食を食べて野球をする場所取りをしていましたが、戦力外により草野球の試合に出してもらえないという事もたまにありました。
そしてまたBadな気分になってしまって...
僕の母親は健康志向で料理は極薄味、おやつも手作りでした。今思うととてもありがたかい事ですよね。
遠足に持っていくおやつも手作りで、周りの同級生は駄菓子屋さんで買ったおやつ。駄菓子屋さんのおやつが眩しく見えたんです。
ここまで来ると、マイナス思考を極めているなあと思います(笑)
劣等感を感じてしまう理由
これは人によって様々だと思います。
しかし共通して言える事は自分より優れた能力を持っている人と自分を比べて、自分はその人よりも価値が低いと思い込んでしまっていると言う事です。
つまり人と自分を比べて、セルフイメージをわざわざ自分で下げているんです。
セルフイメージが底辺まで下がっているので、承認欲求でセルフイメージを補填しようとします。構ってちゃんになってしまうんです。
そんな状態だから、友達付き合いが上手に出来なかったんだと思います。
そして、そんなマイナス思考の毎日を30年以上続けてしまう事となります...
自分を好きになる?
大学生にもなると友人が出来るようになりました。
メンターの同級生も共に上京し、家も近かったのでたまに会ったりしました。
人付き合いが出来るようにはなったものの、セルフイメージは急上昇する訳ではありませんでした。
その頃から周りから「自分を好きになりなさい」というアドバイスを沢山もらう事となります。
「ん?自分を好きになる?意味が分からん」
そのように感じる事しか出来ませんでした。
当時は「自分が好きだ」という概念が皆無だったんです。
マイナス思考は人を悲しませる
僕はプロのミュージシャンになりたいとの思いで、地方から上京してきました。
当時の底をついたようなセルフイメージの持ち主がよくそんな大きな夢を持てるものだと、ちょっと感心してしまいますね(笑)
まあそれも承認欲求を満たすための動機だったんです。
後になって気付きました。
バンド活動をしようと思うとメンバーが必要です。
バンドメンバー探しの毎日が始まります。
100人以上の人と会ったと思います。
そこでCAをされながらヴォーカルをされている方と出会う機会がありました。正確には電話とメールだけのやり取りで、実際にお会いする機会はありませんでした。
僕のギターをいたく気に入って頂けて、一緒にやろうよ!と言って頂けましたが、その方のメンバーの方の意向によりそれは叶いませんでした。
電話とメールだけのやり取りだったのですが、その方の魅力が伝わって来て、好きになってしまいました。
「そんなにギターが弾けるんだから、自分を好きになって、褒めてあげて、自分に誇りを持って」何度も何度も訴えかけられました。
それでも強いマイナス思考が出てしまい、相手を悲しませる事になりました。それでも辛抱強く僕の話を聞いてくれて、アドバイスをくれました。
今思うと莫大なエネルギーを注いでくれたのだと思います。
彼女のバンドはメンバーが決まり、活動が忙しくなった事もありそれから連絡が途絶えました。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?