悩みについての考察

人から鬱陶しがられたり、拒絶された時

僕はもの心ついた時から、劣等感のかたまりでした。

心のどこかで「同級生と比べて自分は劣っている」

そのように強く思い込んでいました。

人の輪の中に入る事が苦手で、心を開ける友人を作る事が出来ませんでした。


小学校、中学校、高校と進学するにつれて、劣等感は日に日に増大していきました。

進級のクラス替えで、「新しい友人が出来たら良いな」と期待はしますが、また同じ事の繰り返しでした。(今思うと当たり前...)

高校時代は学校で1日、誰とも話さない日だってざらにありました。

そうこうしているうちに大学受験に突入しますが、失敗に終わります。

大学受験失敗し→1年間の予備校生時代

今までとは全く違う展開となりました。

現役で合格出来なかった人達しかそこにはいません。みんな受験に失敗したという傷を抱えています。            

それでも未来に希望を持ってこの1年間を頑張ろう!みんなそのような強い志を持っています。

予備校では誰とも話さない日というのはなくなりました。

対人スキルが急上昇したのか?と言われるとそれは全く違いました。


周りが大人だったから受け入れてくれたんです。僕はそんな事にも気付かずに、ついつい調子に乗ってしまいました。相手の気持ちを考えずに言いたい事を言ってしまい、反感を買う事も少なくありませんでした。

気が付くと話相手が減っていました(当たり前ですよね...)


受験の追い込みシーズンに差し迫ろうといている時に、ついにそれを見かねた同級生がメンターに変身する事となります。

なぜ人間関係が上手くいかないのか?という事について、彼から熱い手ほどきを受ける事が出来ました。

「お前は陰でこういう風に言われてるよ。だって人からこんな事を言われたらお前だって嫌だろ?だからそうならないように、ほんの少しだけ工夫をすれば友達付き合いって上手に出来るんだよ。」

そんな大切な事を彼は惜しげもなく、僕に教えてくれました。

受験の追い込みが迫っているというのに...

彼には心の底から感謝しています。


初めて自分自身と生まれて向き合えた

その時、自分も頑張ったと思います。

傷付く勇気を持つ事が出来た事が唯一の誇りです。

それまでは本当の自分を知る事が怖くて、向き合いたくなくて、欠点を見つめる事が出来ませんでした。


今では自分と向き合うという事は、そんなに大した事ではないと思うようにしています。意図的にハードルを下げようと工夫しています。


アニメで主人公が浅い池に落ちて「溺れる!助けて―!」というシーンがありますよね。

それを見ている脇役が「君、そこ浅いから」と声をかけます。

その声は1回だけでは届きません。

何度かその声を聞いて主人公は、溺れるほどの深さではないと認識する事が出来ます。

ジタバタもがいている時は必死ですが、溺れるほど深くないと言う事に気付いてしまえば、自分の悩みってこんなにちっぽけだったんだと感じる事が出来るようになります。

続く








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