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「5年後も、僕は生きています ㉚不思議なヒーリングを、受けてもらう」


今日も、このnoteにご訪問頂き、ありがとうございます。
感謝です。

何かのご参考になれば、嬉しいです。

僕自身の体験と気づきの「生還記」です。肺がんステージ4宣告から、生還までの体験記(2016年9月~2017年7月まで)です。

発売以来のロングセラーとなっています。
斎藤一人さんからもご推薦いただいております。
何かのご参考になれば光栄です。
(Amazonカテゴリ別/闘病記/発売後ランキング1位・終末期医療1位)

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山川紘矢・山川亜希子さんご夫婦から絶賛いただいております。
亜希子さんからは「絶対に読んでおくべき3冊の1冊」とご推薦をいただいています。

では、「5年後も、僕は生きています」第30話です。

「5年後も、僕は生きています」第1話から読みたい方はこちらからお読みくださいね。

第1回「癌宣告からサレンダー体験まで」


㉚不思議なヒーリングを、受けてもらう


9月に入ってから、久しぶりにボクシングジムへ顔を出しました。

真部会長が心配そうに言いました。

「長嶺、また目をやっちゃったみたいです」

「また、ですか?」

長嶺選手はプロボクサーで、僕の教え子の一人です。

全日本新人王、強い相手との激闘を制して日本ランキング1位まで登りつめましたが、過去に2回網膜剥離をやっていて、今度やったら「引退」と日本ボクシング・コミッションから言われていたのです。

(長嶺選手)

「ええ、今回は網膜剥離じゃないみたいなんですけど

長嶺選手はこの3月に日本タイトルに挑戦し、チャンピオンからダウンを奪ったものの、ギリギリの判定で敗れ、再チャレンジを目指して再起戦に勝利していました。

(日本タイトルマッチで王者からダウンを奪うも…惜敗)


「舟橋さんなら、なんとかなるかも…」

「長嶺と一緒に、征矢にも来てもらおう」

僕はさっそく舟橋さんに連絡を入れてスケジュールを確認し、10月3日に4人で会うことになりました。

場所は「陽明学から学ぶワークショップ」を主催している中江さんに事情を話して押さえてもらいました。

こうして、10月4日に舟橋さんと僕、長嶺選手と征矢選手がそろいました。

「長嶺、大変だったな」

僕の予想と違って、長嶺選手は思ったほど落ち込んでいる感じではありませんでした。

逆に、サバサバした感じです。

「東洋タイトル挑戦の話があって、サウスポーと練習してたんです。スパーの時、ちょっとパンチが目に入っちゃって」

「どんな感じなの?」


「網膜剥離の時は、視界の半分くらいが黒い点々が出て、飛蚊症がすごい感じだったんですけど、今回はまぶしいです」

「まぶしいって?」

「レンズが水晶体からずれてるので、そこから光が入ってきて、すごくまぶしいんですよ」

「いまも?」

「はい、いまもすっごくまぶしいです」

「そっか、それは大変だな。今日は僕の知ってる不思議な治療をする人に来てもらってるから、もしかしたら良くなるかもしれないよ」

「はい、そうなったらいいです。ま、でもダメでもしょうがないっす」



征矢選手は明らかに体調が悪そうでした。

(征矢選手)

顔はどす黒い感じで、身体も前に会ったときよりもさらに小さくなっているように感じました。

座っているだけで辛そうでした。


「征矢、また痩せた?」

「ええ、最近、食べられなくて」

「そっか、それはつらいね」

「ここのところ、また下痢が続いていまして…水飲んだだけで、下痢になるんです」

「そうなんだ、そりゃ大変だ」

「ええ、まあ」

舟橋さんは簡単にふたり挨拶をすると、ふたりの症状を聞きました。

長嶺選手は目の中のガラス体についているレンズを押さえる腱が切れてしまって、レンズがずれている状態とのことでした。

「う~ん、僕のやつ、目はあまり効かないんですよね~。とりあえず、やるだけやってみます」


舟橋さんはそう言うと、横になった長嶺選手に術式を入れ始めました。

(注・2022年現在の舟橋さんは進化して目の施術も出来ています)

「どう?」


終わった後、僕は長嶺選手に聞いてみました。

「あまり、変わらないっす」

「そっか…残念」


次は、征矢選手です。

舟橋さんは診断したあと、こう言いました。


「病気の原因は、メンタルですね」


「何かメンタルを落とす大きな出来事、ありましたか?」

「ええ、嫁が白血病で亡くなりまして…」


「そうだったんですね…それは辛かったでしょう」


「ええ、はい」

「でも、身体は良くなると思います。メンタルも戻しておきましょう。これから、身体の中の病気を消すプログラムを入れます」

それがどういうプログラムで、どうやって入れるのかは皆目見当がつかなかったけれど、そういうことなんだ、と僕は一人で納得をしました。

うつ伏せになった征矢選手の仙骨のあたりに、舟橋さんが手を当てます。

しばらくして、施術が終わりました。

「どう?」


同じように、征矢選手にも聞いてみました。


「なんだか、身体が温かいです」


征矢選手の顔色が、明らかに良くなっています。

土気色だった顔色が、ほんのり赤みがさし、血色がよくなっていました。


「身体が軽くなった気がします。違います。明らかに違います。元気になりました。すごいですね。身体を動かしたくなりました。今日、練習行けそうです」

プロのアスリートは、身体の感覚が鋭いのです。

微妙な違いも認識できる感覚を持っているからこそ、一流なのです。


征矢選手はその微妙な違いを感じ取ったようです。


「ありがとうございました」



施術を終え、僕たちは舟橋さんと分かれました。


舟橋さんはこれから新幹線に乗って三重に帰って行きます。

わざわざ僕たちのために、本業の仕事の出張時間を時間を割いてくれた上に

施術代は「いや、いいですから」と、受け取りませんでした。


このあと征矢選手は、舟橋さんに診てもらいつつ、自分の身体に合う漢方のクリニックを見つけ、難病であるクローン病を見事に克服することになるのです。

そして…総合格闘技の日本の最高峰「RIZIN」に出場し、見事に勝利する(2連勝)ことになります。

しかし、彼の魂の計画はそれでも終わりじゃなかったのです。

そのあと、またクローン病を再発、そしてさらにまた克服。

彼の魂の計画も超ハード路線なのです

僕は舟橋さんと共に征矢選手から試合の招待を受けましたが、とても残念なことに長崎の講演とぶつかってしまって応援に行けず、現地での応援は舟橋さんにお任せすることになりました。

僕は新幹線の中で、結果を待ちました。

そして、現地の舟橋さんから速報メールが…

僕は、新幹線の中で泣きました。

征矢選手、感動をありがとう。

こんど、ご飯食べに行こうね。


長嶺選手は惜しまれながらもボクシング界から引退しました。

最終のランキングは日本2位でした。

いま彼は、次の仕事で生き生きと活躍しています。

もともと全てにおいて能力の高い彼です。

何をやっても周囲から信頼され、いい仕事をし、いい人生を歩んでいくでしょう。

僕もいま、彼に個人的にいろいろとお世話になっています。



※あれから舟橋さんは「開業」され、ガンを始め様々な方へ施術を行っていらっしゃいます。

ご興味のある方は彼のHPをご確認ください。

連絡を取られる際は「刀根健ブログを見て」と書かれると話が早いと思います。

(もちろん、僕は紹介料などは頂いていません)

舟橋さんHP

そうそう、5月13日~15日に「時空の杜(そらのもり)」でリボーン(再誕生)リトリートやります。

今回の記事の舟橋さんとのコラボ・リトリートです。

舟橋さんの施術料込みの料金で、大変お得です。

僕の講義・ワークと舟橋さんの施術が体験できます。

一緒に「リ・ボーン(再誕生)」しましょう。

ご興味のある方は、ぜひいらしてくださいね。

詳細は下記もしくはこちらへ。


「5年後も、僕は生きています」第1話から読みたい方はこちらからお読みくださいね。

第1回「癌宣告からサレンダー体験まで」



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