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❖優しさと笑いのふるさとみたいな作品❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年1月13日)

(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)

◆優しさと笑いのふるさとみたいな作品◆
先日、一人の俳優の訃報をネットニュースで見た。俳優の名前は、ボブ・サゲット。有名な映画などにそれほど出ていないので、名前だけを聞いても知らない人が多いかもしれないが、彼の代表作の役名を聞くと、あの人かと分かるのではないだろうか。

役名は「ダニー・タナー」。彼はこの作品で、三人の娘の父親であり、アナウンサーとして仕事をしていた。しかし母親が逝去し、仕事と子育てのサポートととして、二人の男性が登場する。一人は「ジェシー」。彼は逝去したダニーの妻の弟である。もう一人は「ジョーイ」。彼はダニーの親友。ジェシーはエルビス・プレスリーを崇拝し、ミュージシャンを目指している。ジョーイはコメディアンとして様々なステージに上がるが、まだまだ駆け出しである。

雰囲気の違う二人だが、二人のテンポの良いやりとりは掛け合い漫才のようで作品に多くの笑いを生み出していた。その二人に助けられつつも、生真面目で潔癖症なダニーは羽目を外してしまう二人に説教することもしばしば。しかしダニーはダニーで天然ボケの言動を連発するので、三人のやりとりは、見事なコントのようであった。

三人の娘たちも皆、個性的であり、天真爛漫。しかし成長の過程で様々な悩みに直面し、父親のダニーとぶつかる。そんなときジェシーやジョーイが相談役として、アドバイスをしてくれる。時にふざけた、時に真面目なアドバイスだが、いずれも深い。

しかし、そうやって親子ゲンカになったとしても、大抵の回の終盤になると、ダニーは自分の子どもの頃の経験を交えながら、優しく語りかけ、その話を娘たちも受け止める。

お笑いの要素が前面に出ているが、人間ならば必ずぶつかる課題に対して、家族や仲間の繋がりを踏まえた心温まるヒントやアドバイスも、この作品の大きな魅力である。

作品名は「フルハウス」。この作品は1995年に終わるが、2016年から2020年まで、彼らのその後を扱った「フラーハウス」も放送されていた。フルハウスは懐かしきアメリカの家庭を表現しているように思えた。再放送も何度もなされ、私もかなり見た記憶がある。アメリカンコメディではあるが、たくさんの教訓をここから学ばせてもらった。

最後にボブ・サゲットさんのご冥福をお祈りします。久しぶりにフルハウスを見直してみようと思う。
#フルハウス   #ボブサゲット       #テレビドラマ感想文 

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