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我楽多だらけの製哲書

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日常の出来事と哲学を掛け合わせた考察をつれづれなるままに綴っています。先哲の思想は、昔のことだし抽象的で近寄りがたいと思っている人がいるかもしれませんが、実は、現代においても日常…
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#ヒキガエル

★我楽多だらけの製哲書(69)★~バンコクでの「伝言ゲーム」とゴルギアス~

バンコクに住み始めてそろそろ3カ月になる。私が住んでいる地域は中心部からけっこう離れているため、近くにスターバックスはあまりない。だから普段利用するのはローカルのカフェである。 ただ、先週はバンコク中心部に用事があって、頻繁に出かけていたので、スタバを利用する機会があった。海外でスタバを利用するとき、私にとって大きなハードルになるのは、注文した品が出来上がったとき、呼ばれる名前をどうするかである。 日本では難なく伝わる「SAITO(サイトウ)」や「TAKESHI(タケシ)

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★我楽多だらけの製哲書(48)★~数字の持つ意味とジョン・ミルトン~

今日は2022年2月22日である。 これだけ同じ数字ばかりになると、何となく特別な日に感じてしまう。 2022年2月22日なので、「2」が6個であるが、同じ数字がたくさんある月日のトップは11月11日であり、2011年11月11日も「1」が6個であった。11月11日は月日で既に「1」を4個持っていて、しかも月日で同じ数字を4個持てるのは「1」だけである。 だからこの先の2111年11月11日には「1」が7個も揃うことになる。さらに100年以上経てば2222年2月22日という

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★我楽多だらけの製哲書(28)★~『奴』のように見えて奴は『奴』ではないという事実とオーデン~

再会のようで再会ではない話。 10月中旬に或る「いきもの」との別れがあったことは以前に綴った。『奴』と離れたとき、『奴』は時折ジャンプしながら遠くへ向かっていきそのうち姿が見えなくなった。 それから少し時間をおいて、『奴』に再会したのかと一瞬思った。夜の散歩中、細い路地をジャンプしながら横切る存在を発見した。姿が見えなくなる前に近づかねばと思い、急いで駆け寄る。しかし「奴は『奴』ではなかった」。 『奴』より奴は二回りほどスケールが小さかった。 奴は『奴』よりもお腹のまだら

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