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今、世界を変えたいと思ったら

コロナ禍で様々な活動が甚大な被害を被ったこの1年間を経て

我々 MOTION GALLERY は、いち早く MOTION GALLERY のプラットフォーム手数料を0にする「AIDファンディング・プログラム」を導入し、数多くの活動の継続・持続・転換の為のサポートをして参りました。その額は1年間で20億円にも上り、その中では「ミニシアター・エイド基金」の様に社会的なエポックとなったプロジェクトも有りました。あれから1年間が経ち、それでも終息しないコロナ禍の中、様々な活動が長期戦を見据えて新たなフェーズに入って来ていると思います。

これまでの「あたりまえ」が毎日のように書き換えられていく世界。

これまでのやり方では確かな未来が描けない。でもその苦しさの裏では新しい価値観がたしかに芽吹きはじめています。そこで MOTION GALLERY は、昨年のコロナ禍から1年間続けた『AIDファンディング・プログラム』で確かに実感することが出来た「人と人がつながる力」や「想いを人に託す力」を通じて、新しい生活・新しい出会い・新しいトライをするすべてを応援すべく、新しいキャンペーンをスタートすることにしました。

もともと予定していた『AIDファンディング・プログラム』の受付予定が2021年3月31日までだったので、このプログラムを続けるのかとても迷いました。
そんな中、やはり昨年『AIDファンディング・プログラム』を実施していたときからだいぶ様相も変わって来ていることに寄り添いたいという思いが強まりました。

そこで、

1つ目は、被害が直撃したお店や文化施設の「これまでを支える」というフェーズに向けて取り組んだ『AIDファンディング・プログラム』でしたが、今生活しているすべての人にこれから長期間影響が及ぶ(及んでいる)ことが自明な中で、すべての活動に対しても対象となる取り組みがしたいと思ったこと。

2つ目は、「これまでを支える」にこの1年取り組んできたからこそ、今年からは「今これから新しく始める」をより一層サポートして行く新たな取り組みに進めそうだと感じた事。もともとクラウドファンディングはみんなの力を集めて、欲しい未来を作るための仕組み。社会全体も現状を所与のもとのして新しい取り組みに挑戦する機運が高まっているなかで、更に4月といえば季節も変わり、入学・入社などの人生の新しい幕が開く、1年でも特別な月。
そんな新しい挑戦を始めるひとが沢山いる4月に始める取り組みだからこそ、そこに寄り添いたいと思ったこと。

特に今年の新入生や新社会人は本当に大変だと思います。
実は弊社MOTIONGALLERYでも、初めての新卒社員がジョインすることになりました。半年間インターンとして働いてもらっていたので、もうそれなりに理解しあっている仲間感がありますが、よく考えたら、リアルで会ってないはず・・・!一回も。そんな事あるんかいという衝撃を、この節目で改めて実感した次第ではありますが、そんな自分たちの変化の実感もあり、なおさら、入学・入社など新しい挑戦を始める人達にエールを我々から贈りたいと強く思っています。

3つ目は、昨年1年間の『AIDファンディング・プログラム』を通じ、自分たちの手数料は放棄して頑張ってきましたが、でも振り返ると結局利益とか以上のものを沢山頂いた1年だったなあと思います。

映画・ミニシアターを愛し、声を上げる人がこんなに日本には居るんだ。
本・書店を愛し、声を上げる人がこんなに日本には居るんだ。
演劇・小劇場を愛し、声を上げる人がこんなに日本には居るんだ。
登山・山小屋を愛し、声を上げる人がこんなに日本には居るんだ。

その他にも本当に沢山の感動を、MOTIONGALLERYで起案されるプレゼンターの方々、そしてそれを応援するコレクターの方々のアクションから頂いた1年でした。

どんどん社会が「勝ち方」「スピードアップ」「マネタイズ」みたな潮流に突き進んで、文化や公共の豊かさが放逐されて来ているんじゃないかなああという暗い気持ちになりかけていた僕にとっては、なにか未来への希望を頂いた感覚でした。「まじかよ」と思ってしまう炎上やら強すぎるプロテストなどが目に入る機会がふえた気もしていて、カウンターカルチャーやプロテストというアクションに軸足を置いている自分なのに違和感が拭えない話もちょこちょこ出て来ていたなかで、何か今大事なのって、起こっている分断を無理につなぎ直そうとしたり、向き合おうとしすぎて疲弊したりとか、それをないものとして加速させる事ではなく、同じ価値観なり人生観なりを共有する人同士が、違う価値観を否定や拒絶することなくつながるような”親密圏(近代社会の画一主義から内面性を守る足場)”を生み出すことかなとおもったのです。

そんな思いが重なって、
まずは我々が昨年みなさまから頂いた希望を起点に「恩送り」をさせていただくところから”親密圏”の輪をつくり広げていく、そんな取り組みを4月1日からスタートすることにしました。

その名も『PAY IT FORWARD』キャンペーン。

『PAY IT FORWARD』キャンペーン


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それは、過去に MOTION GALLERY でプロジェクトを実施したプレゼンターによるご紹介・ご推薦があれば、MOTION GALLERY が通常10%の手数料のうち2%を負担するという取り組みです。

2011年から「1円でも多くのお金をお届けしたい」と国内最安手数料の10%で運営してきましたが、今回このキャンペーンが適用されるプロジェクトは、手数料は更に8%に下がります。

この8(八)という数字には、これまでコレクターの方々の応援(恩送り)によって”クリエイター”が取り組んでいるプロジェクトが動きだしていた”恩送りの輪”が、MOTION GALLERY 起案経験者の方々にも再び加わって頂くことで更に大きく末広がりに広がっていく。そんな未来への希望を託しました。

”恩送りの輪”によって、クリエイティブコミュニティを広げよう

だれでも自由に新しい挑戦に乗り出せる、豊かで多様な社会づくりを実践しているMOTION GALLERY のクリエイティブコミュニティの”恩送りの輪”には、世界をよりよい場所に変える力がある、その思いは「ミニシアター・エイド基金」を初めとしたコロナ禍での取り組みで確信になりました。

そんな場所になって来ている理由は、MOTION GALLERY がこれまでの10年間で本当に多くの素晴らしい”クリエイター”の方々と出会うことができた事、一重にそれに尽きると思います。この10年は、そんな素晴らしい”クリエイター”の方々が、クラウドファンディングで集まったお金を元に、本当に素晴らしいチャレンジを成功させ、文化的・社会的に本当に価値あるプロジェクトを社会に実装してきた歴史でもあります。

MOTION GALLERY は、これからも多くの素晴らしい”クリエイター”の方々に支持され、愛され、そしてMOTION GALLERY でクラウドファンディングを行ったことがご活動のマイルストーンとなるような場所になるべく、一層豊かなコミュニティとして進んで参りたいと思います。

今回の『PAY IT FORWARD』キャンペーンを通じて、
・「わたし」が推薦したいプロジェクトや活動で、MOTION GALLERY を形作ってください!
・「わたし」を推薦してくれるクリエイターの思いとともに、MOTION GALLERY を形作ってください!

キャンペーン詳細

これまでは、コレクターの方々の応援(恩送り)によって、今新たにプロジェクトを始めるプレゼンターのプロジェクトが動きだしていました。今回のキャンペーンでは、 MOTION GALLERY からプレゼンター、そしてノミネーターの両者に手数料の2%をプレゼントさせて頂くことをきっかけに、過去 MOTION GALLERY で起案した方々にもこの恩送りの輪に再び加わっていただき、だれでも自由に新しい挑戦に乗り出せる、豊かで多様な社会づくりを実現していきたいと考えています。

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今プロジェクトを企画している方は、周囲に過去に MOTION GALLERY で起案した方がいないか是非調べて見て下さい!もしくはSNSなどで聞いてみても良いかもしれません。きっとあなたから「推薦して!」というメッセージは、ノミネーターの方を喜ばせるに違いありません。

過去にプロジェクトを掲載した方は、ご自身の周りで今プロジェクトを立ち上げようとしていたり新しい挑戦に挑んでいる人や、共感している人がいたら是非お声掛けください! MOTION GALLERY 事務局に直接レコメンドいただく形でももちろん大丈夫です!MOTION GALLERY 事務局からご推薦頂いた方にご連絡し、プロジェクトの起案に向けてやりとりさせて頂きます!

■期間
2021年4月1日から12月31日までに、「プロジェクトを始める」から掲載のお申込みを頂いたプロジェクトが対象となります。

■キャンペーン対象
過去に MOTION GALLERY でプロジェクトを実施したプレゼンターによる紹介・推薦があり、下記の「クラウドファンディングページでの記載事項」に対応するプロジェクトを対象とします。
掲載お申し込み時に「PAY IT FORWARD」キャンペーンへのお申込みの旨と、ノミネーター(推薦されたプレゼンター)のお名前&ノミネーターが実施した過去プロジェクトのURLをお教え下さい。
*本キャンペーンはプロジェクトのカテゴリーやコロナ被害の有無などによる審査はございません。

■クラウドファンディングページでの記載事項
紹介・推薦していただいた、ノミネーター(過去に MOTION GALLERY でプロジェクトを実施し、新たにプロジェクトをはじめる方を推薦されたプレゼンター)からの応援コメントや推薦文をプロジェクトページに入稿いただきます。人と人との繋がりやそこから生まれるプロジェクトのコンテクストが共感を呼び、成功に向かっていくクラウドファンディングにおいて、第三者でもあるノミネーターからあなたご自身や、活動・プロジェクトの魅力や、ノミネーターとあなたとの関係性やコンテクストをいただけることで、プロジェクトページの魅力も一層高まります。
ノミネーターの方からのコメント専用テンプレートをご用意しておりますので、入稿時にお渡し致します。

■ノミネーターの方へ
2011年からスタートした MOTION GALLERY は、これまで多くの皆様のような”クリエイター”の方々にプロジェクトを起案いただくことで育って参りました。何より感激しているのは、クオリティを大事にする素晴らしい方々にご利用頂いていることで、クラウドファンディングのフェーズでの話題だけで終わるプロジェクトではなく、集まったお金で実現したプロジェクトの成果から、新しい価値観や大きなソーシャルインパクトが産まれて来ていることです。こんな素晴らしいクリエイティブ・コミュニティは日本でもなかなかないのではと MOTION GALLERY 一同実感しています。是非、質を下げたり薄めたりせずに、このコミュニティを広げて行きたい。それによって、もっと多様で自由で創造的な、豊かな社会を実現していきたい。そう願って止みません。
そこで、 MOTION GALLERY を愛して頂いている、これまで MOTION GALLERY でプロジェクトを行って頂いた「あなた」が、胸を熱くするような推薦したくなるプロジェクトやお仲間にこのキャンペーンをおつたえいただき、是非推薦頂ければと思います。「あなた」の視点と推薦文で社会を彫刻してください!

『推薦』には、

・起案されようとしている方から推薦のご依頼がありプロジェクトページに推薦文を掲載いただく形、
・プレゼンターとして推薦されたい方にキャンペーンについてお伝えいただき、ご本人に「プロジェクトを始める」からお申込みいただくようにご案内いただく
・MOTION GALLERY 事務局に直接「推薦したいこんな人がいます」とレコメンドいただき、 MOTION GALLERY 事務局からその方にご連絡させていただく

というような形がございます。
そして、新たにプロジェクトを始める方に「2%」の恩送りを行っていただくノミネーターの方にも、我々からまた恩送りさせて頂きたいと思います。ノミネーターとなって頂いた方は、次回のプロジェクトを起案された際には同じく「2%」を MOTION GALLERY 負担とさせていただきます。期間中にご推薦されたプロジェクトが2プロジェクトになった場合は今後の2プロジェクトが対象となります。

*2022年12月までにお申込みいただくプロジェクトが対象となります
*プロジェクトページ上の起案者アカウント名に関わらず、そのプロジェクトのクラウドファンディングに関わっていた方はすべてノミネーターの資格を有します。(例:5人によるチームで企画したプロジェクトであった場合は、起案者アカウントの表記等に関わらず、5人ともがノミネーターとなることが出来ます)

■手数料
本キャンペーン対象となったプロジェクトに関しては、一律で手数料の2%を MOTION GALLERY が負担致します。
目標金額を達成したプロジェクトの手数料は10%→8%となります。
(プロダクション・ファンディング方式で目標金額未達の場合は、20%→18%となります)


■お申し込み方法
下記フォームからお申し込みください。
お申し込みの際に『PAY IT FORWARD』キャンペーンへのお申し込みである旨もご明記ください。
https://motion-gallery.net/start_project

新しいサポートの形、そして挑戦を応援する形、
ご参加・応援お待ちしております。


頂いたサポートは、積み立てた上で「これは社会をより面白い場所にしそう!」と感じたプロジェクトに理由付きでクラウドファンディングさせて頂くつもりです!