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フェリアーレ❣️

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フェリアーレ(何でもない、でも素敵な平日) それは、けっこう貴重なことだったり、 そこにシアワセが隠れていたり、 そんなコンテンツを集めたマガジンです。
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#この街がすき

新宿の南 人びとの西

さまざまな私鉄、地下鉄、JR各線が集中する、 巨大なターミナル駅、新宿。 人々のカオスと言っても良い新宿エリアの脇、 人々の最終目的地となりにくいからなのか、 みんな見たことあるけれど通過してゆく、 急行も快速も止まらない駅。 顔は知ってるけれど、 話したことのない2件隣の住人みたいな、 近いのに、なんだか遠くにある様な、 そう言えばあったなぁ…的な感じの、 南新宿駅 カラダに例えると、 なんとなく頭が東京駅で、 新宿は肩あたりでしょうか。 肩から伸びる腕は、 そ

坂のある街の筋肉質な猫

日暮里の細い坂道を、 夕陽に向かって、とぼとぼ歩いていると、 いかにも日暮里感でココロ暮れ始める。 気持ち日暮れて、 顔も優しく緩むと、 行き交うひと誰もが、 みな良い人に見えてくる。 駅から続く坂を登りきったら、 向こうに広がりゆく人情の銀河…、 かと思いきや、 ちょい派手な看板。 まあね、 でも、みんな生きているのだから…と、 頭の筋肉ほぐしながら、 お約束通り、 「夕焼けだんだん」を、 一段一段楽しみながら歩く。 う〜ん、 た〜しかに〜、 時間がゆっくり流れ

浜松町の山手線を串ざすトンネル

一日の仕事を終え、どことなく足早の人々を、 次から次へと、 ベルトコンベアーのように回収して走る電車、 そう、通勤客を大量に乗せ首都圏を、 走り回る山手線。 浜松町には、 その、足早に回り続ける毎日、 終わることのないサイクル、 繰り返される日々の感情の線を、 海に向かって串刺す 「歩行者注意」とだけ書かれた、 トンネルがある。 トンネルの名は知らない、 でも、行き先なら知っている。 「未来」とも受け取れる地名、 「日の出」へと続いている。 トンネル内のオレンジ色の

時間よ  止・ま・れ  ウララかに

フェリアーレ(素敵な平日)だった。 時間が止まったような午後だった。 春の〜、ウララの〜、隅田川〜〜♪ コレって、かなり古いかぁ。 でも、当時としては、 西洋風として最先端だった。 なので音楽の教科書にも載っていた。 この曲がリリース⁉︎ された 当時の人たちは、 まさか「人生100年時代」が来るなんて、 隅田川を行き交う船の上で、 考える時間はなかったでしょうね。 の〜ぼり〜、くだ〜りの〜、船人が〜♪ 春の風を感じながら、 隅田川沿いの公園を、 Apple