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ドラゴンビューティー

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どこか「未来っぽいもの」 その種になりそうなもの。
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2023年1月の記事一覧

オススメの末期医療

ちょいと、キーワード検索したり、 ふと読んでみただけの記事であっても、 次には、ご丁寧にオススメが、 目の前にズラ〜と並ぶ時代。 なるべく効率よく、便利、が好まれる時代。 悩み深める、手間かける、が嫌われる時代。 だって、みんな忙しいから。 ところで、僕たちは、 何で、そんなに忙しいのだろう? アイデアが湧きすぎて忙しいのなら、 斬新で革新的なものが、 次から次へと日々誕生し、 日本経済は、破竹の勢いで、 どんどん前進しそうなものだけど、 どうやら「停滞している説」

ココロ温まる 話

シベリアは寒い。 シベリアは、その歴史も寒々しい。 太古の時代、人々はマンモスを追いかけ、 雪と氷の大地に初めて踏み入った。 それから時は経ち、 ソビエト連邦スターリン時代に、 シベリアは流刑の地として、 政治犯や犯罪者が送り込まれ、 一度行ったら二度と帰れない、 極寒の地獄だった。 凍てついた大地の下は永久凍土で覆われ、 今もマンモスが眠る、ロシア・サハ共和国、 北東部にオイミャコンという村がある。 そこは地球の北半球で、 最も寒い人の住む場所と言われ、 ー73℃を

ホラ〜、東京タワーが見えない

見えなくなっちゃったんです、東京タワー。 さっきまで見えていたのに、 見失っちゃったんです〜。 道で声をかけられた。 赤いスカーフを頭に巻いた、 童話に出てきそうな姿の、 お婆ちゃんだった。 わたし、東京タワーだけを目印に、 歩いてきたんです。 今日は、東京タワーお休みなんでしょうかね? でも、さっきまでは見えてたんですよねぇ。 それが、角を曲がったら、見えなくなっちゃったの。 それとも、 寒いから、土の中に引っ込んじゃったのかしら。 骨組みだけで、筋肉や脂肪がついて

お正月という名の「時間旅行」

トラからウサギへと世代交代をする、 今年の年末年始。 しばし忙しい都会暮らしを離れ、 ウサギ追いし、かの山、へ、 小鮒釣りし、かの河、へ、 忘れがたき、故郷へ  日常を忘れ、 異次元の宇宙、実家へと旅する人は多い。 また、 意味不明な横文字を多用する異次元世代を、 受け止める側の人も多い。 そこに待っているのは、 初めての孫の顔、 久しぶりの子供の顔、 改めてよ〜く見る親の顔、 かお、カオ、FACE、 まじまじと見つめ合う顔たちが、 テーブルを囲む。 見つめあ