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連れションしかできない奴

明日の午後、急遽10代の撮影が入った。もともと午前中に奈良で別の10代の撮影をすることになっていたので、明日は1日で2人の10代を撮影することになる。今日は天気がいいけれど、明日の天気は少し怪しい。晴れて欲しいけれど、こればっかりはどうしようもなく、神頼み。少しでも室内に光が差し込むことを願う。

この撮影ではほぼ自然光で撮影している。日本の住宅は窓を大きく取れないという事情もあるのだろう、自然光だけでは室内は暗いこともしばしば。それでもなるべく自然光で撮影している。室内の人工光を使うと、どうしても影が強くなり、生々しさが出てしまうからだ。彼らの息遣いにはレースカーテンを通して入ってくる柔らかい太陽の光が似合うような気がする。

と、ここまで書いている間に、明日の午後の撮影はキャンセルになった。部活の予定が変更になったそうだ。中高生にとっては部活がなによりも大切なこともあるだろうし、10代らしくていいと思う。また撮れる日が来ることを願いつつ、次の機会を待とうと思う。

【秋の個展情報】
展覧会名:約束
会場:NADAR (ナダール)
会期:11/24(水)〜12/5(日)
open 12:00 - close 19:00
※最終日は16:00まで
※月、火曜休廊

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個人的に人を誘うのが苦手というかあまり好きではない。俺は行くんだけどお前も行こうよ、と誘うよりは、俺は行くけどお前はどうする?というノリの方が好きだ。誘われたから来る人より、自分で行くことを選んだ人と行動を共にしたいからかもしれない。

毎朝、zoomを使って朝活をやっている。自分が主催者だから、5時過ぎにzoomを開いて参加者が入ってこれるようにするのだけど、誰かに参加して欲しいという気持ちは湧いてこない。来たければ来ればいいし、休みたければ休めばいいと思っている。誰かが来ようと来まいと、僕は自分のために朝早くに起きて朝活をする。俺は一人でもやっているから、来たい人はどうぞ、というスタンスが気に入っている。

旅なんかもそうで、一緒に旅行に行っても、現地で単独行動ができない人とは旅をしたいとは思わない。奥さんは極度のビビりだから、また別なのだけど、旅先で、今日俺はどこどこに行こうと思っているんだけど、君はどうする?そこで意見が合えば同じ場所に一緒に行けばいいし、意見が合わなければ別行動が取れる人が好きだ。

夕飯だけ共にして、お互いの今日の旅を話し合う。若い頃、旅をしていた時は旅先でできた友達とはそういう関係を築いていた。お互いにフラットでいい意味でドライな関係。僕にはそういう関係が一番心地よかった。今となってはなかなか奥さん以外の誰かと旅に出ることはないけれど、次に誰かと旅に出ることがあれば、やっぱりそういう関係の人と旅に出たい。

旅先の別行動で出会った現地の人を紹介しあったり、ちょっとしたお土産を分けあったり、付かず離れずな距離感で誰とも付き合っていたいと常々思っている。

連れションはノリとしては楽しいけれど、連れションじゃないとトイレに行けないような奴とは気が合わないだろうなと思う。まとまりのない話になってしまったけれど、僕はそういう人間だということだ。

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サポートしてもらえるなんて、こんな嬉しいことはない。