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オンラインミーティングの疲れと対策

最近夜10時以降には仕事をせずに、できればベッドに入ることにしていいます。慢性的な疲れを感じる程度は少なくなっていますが、それでもやっぱりコロナウイルス以前よりはなんか疲れるなぁと感じます。ただ単に歳かなとも思いますが、1つ大きな違いは、オンライン会議が多いことです。昨日と今日はお昼の2時半から立て続けにいろいろな会議を入れたため6時までぶっ通しで二日間ミーティングがありました。昨日は夜9時から2時間さらに欧州の研究者たちとの打ち合わせもありました。

コロナのパンデミックの前は、こんなに多くミーティングをする事はありませんでした。ですので、絶対的なミーティングの数の疲れだとも思いますが、ズームなどを使ったオンラインミーティングからの疲れがあると、このとても短い論文には書かれています。

Connecting Through Technology During the Coronavirus Disease 2019 Pandemic: Avoiding “Zoom Fatigue” https://www.liebertpub.com/doi/abs/10.1089/cyber.2020.29188.bkw?journalCode=cyber#.YSj0oIfXe38.twitter

 

コロナのパンデミックが本格する前の2019年の12月にはズームのユーザは1千万人でした。それが世界的な感染になった2000年の4月には30倍の3億人になっています。使われ方については議論がされないまま、急速に1つのツールが一般化されてしまいました。そこで、私のようにオンラインミーティングを感じる人が多いそうです。オンラインによる疲れの原因はいくつか考えられます。例えば、1人のプレゼンターが口頭で説明しているときに、複数の人がチャットで別の議論をしている事は思考を困惑させるようです。また、自分の画面に巨大な顔が写っていたり、長時間に視線を合わせたまま会話をすると言う事は、恐怖を感じるようです。

この学術論文では、6つの解決案を提案しています。

- スクリーンを見つめてアイコンタクトするのではなく、カメラを見ることにより、自然に視線をずらす。
- ズームに参加している相手のために、シンプルなバックグラウンドの場所でオンラインミーティングをする。
- 自分が話さないときは、ミュートにしておく。
- 自分が話すときは、大きな会場で話すように少し大きめで話す。
- メール処理などの別の作業をしない。
- ミーティングの間に、画面を見ない休憩を取る。


私もなんだかんだ言って、去年の頃に比べてオンラインミーティングには慣れているし、自分で色々と対応策はとっています。今週話をした人の国や職業は本当に多岐に渡り、感染が始まる前とは比べようがありません。同時に面白いビジネスチャンスもいろいろ聞こえてきますし、何年ぶりかに話をする友人もいます。オンラインミーティングは疲れますが、 利点はそれを上回るので今後もなくなる事はないでしょう。

イギリス人が他のヨーロッパ人と比べて頬にキスをする習慣が少ないのは、以前の感染症を避けるためにできた社会習慣だと聞きます。日本人が今回の感染の前からマスクをしていたのも、大昔のスペイン風邪の流行からだと聞きます。社会的な文化が失われたり新しい文化ができるときは多少抵抗は感じますが、早く慣れてしまって、その新しい文化になれたほうがいろいろいいことがあると思います。だから私も、オンラインミーティングを少なくしようとは思いません。

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