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灼熱の魂/ヘンリー・ポール・バンド (‘80)

Feel the Heat / Henry Paul Band (‘80)
アウトロウズを脱退したヘンリー・ポールのバンドのセカンドアルバム。前作「グレイ・ゴースト」で見え隠れしていたカントリー風味は薄れ、かなりタイトでヘビーなサウンドとなった。もちろんツインリードは健在で、さらにアウトロウズ時代のドラマー、モンテ・ヨーホーが参加し、バンドはツインドラムとなった。

ツインドラムといっても、オールマンズのようにタイプの違う二人のドラマーが異なるドラミングをする場合と、38スペシャルのようにユニゾンに近いドラミングをする場合に分かれる。
私もベーシストとしてツインドラムのバンドで演奏したことがあるが、同じドラミングであっても若干のズレがあり、それが「ウネリ」になって聴こえる。

裏ジャケット
アトランティック(ワーナー)の国内盤

表ジャケットは熱気で焦げたようになっているし、裏ジャケットは熱気で陽炎のようになっている。全くもって両面まさに「フィール・ザ・ヒート」である。

アレン・コリンズのクレジット
USJのデュースクーペ

実はオマケがあり、A面ラストの曲”Turn it Up”でクルマがバーンナウト(ホイールスピン)する音が挿入されているが、このクルマ〜’32デュースクーペを運転してるのは、レーナード・スキナードのアレン・コリンズである。
‘32デュースクーペとは、映画アメリカン・グラフィティで、登場人物の一人ジョン・ミルナーが運転していた黄色いホットロッドである。

かつて、このアルバムのデモ音源はブートレグとして出回っていた時期があった。

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