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エニタイム、エニプレイス、エニウェア/ロッシントン・コリンズ・バンド (‘80)

Anytime, Anyplace, Anywhere / Rossington Collins Band (‘80)
‘77年の飛行機事故の後、サバイバルメンバーたちが結成したバンド。基本的にはレーナード・スキナードのメンバーがほとんど。38スペシャルのバックボーカルだったデイル・クランツをメインボーカルに据え、’80年代らしいハードなアメリカンロックを披露した。こちらはそのファーストアルバムである。
ちなみにデイル・クランツはその後、ゲイリー・ロッシントン夫人になった。

‘80年代というと、良くも悪くも「産業ロック」という言葉で評される時代であり、バンドのサウンドとしても、レーナード・スキナードが持っていた「まったり感」は激減している。レーナード・スキナードの魅力は、ロニー・ヴァン・ザントの「スワンプ風味」とトリプルリードの重装備だった。その「スワンプ風味」がなくなったような雰囲気だったが、かつての自分たちを超えようとする勢いは感じられる。

その後、メンバーの一人、ギターのアレン・コリンズの奥さんの他界などもあったのだろうか、バンドは2作を残して解散してしまった。

US盤(左)、国内盤(右)の表ジャケット
裏ジャケットは写真が違う US盤(左)、国内盤(右)
見開きジャケット

US盤と国内盤では表ジャケットは同じだが、裏ジャケットのメンバー写真が違うものがある。現在はこの2枚だけしか所有していない。かつて5枚ほど所有していたことがあったが、ベースのレオン・ウィルクソン(赤シャツ)が右にいるのがほとんどだった。

飛び立ったフリー・バードはフェニックスとなって帰ってきたのだが、再び飛び立ってしまった。

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