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エッセンシャル・ロカビリー・シリーズ/ヴァリアス・アーティスツ (‘11~’12)
Essential Rockabilly Series / Various Artists (‘11~’12)
‘10年頃にUKのワン・デイ・レコードから過去音源のコンピレーション盤が多数リリースされた。レコード・レーベルごとにコンパイルしたものが多かったが、今回はロカビリーに特化したシリーズを紹介しようかと。
当時はかなりのシリーズがリリースされ、ジャンル、アーティスト、レーベルなど、いろいろな軸によってコンパイルされ、最終的にはかなり安価で入手できるようになったが、最近は全く見かけなくなった。
私はアナログレコードの「ビクター・ロックン・ローラー」「MGMロカビリー」「インペリアル・ロカビリー」などを探してはレア音源を発掘するという時期を過ごしたが、そんな苦労もなくレア音源が1,000円ほどで入手できたのは感涙ものだった。
サン・レコードは知名度も高かったので、エルヴィス・プレスリー以外のアーティストもある程度は名が知れるようになったが、チャーリー・フェザースのサン在籍時の音源や、マルコム・イェルヴィントンなど、なかなか探しにくい音源も収録されている。
個人的には「インペリアル・ストーリー」に収録されているルー・ウィリアムスの「バップ・バップ・バ・ドゥ・バップ」がお気に入りで、この曲はストレイ・キャッツの「悩殺ストッキング」の元ネタでもある。ちなみにルー・ウィリアムスは合計6曲も収録されている。
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40年前には「ダックテール」「シックティーン・チックス」で有名なジョー・クレイは、シングルを2枚しかリリースしていないという噂だったが、その後に多くの音源が発掘された。さらに彼の曲でギターを弾いていたハル・ハリスも注目され、なんとアンソロジー盤までリリースされた。
恐るべしロカビリー沼である。
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