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ハリー・サンダウン/アウトロウズ (‘77)

Hurry Sundown / The Outlaws (‘77)
フロリダ・ギター・アーミー〜アウトロウズの3作目。個人的にはアウトロウズのアルバムでは一番かと。理由としては、このアルバムを最後にヘンリー・ポールが脱退し、その後のサウンドが大きく変わってしまったこと。もう一つはこのアルバムから参加したベースのハーヴェイ・ダルトン・アーノルドがソングライティングもこなしているため、バンドの曲に幅が出てきたことが挙げられる。

やっぱりこのイラストがいい
東芝EMI発売の国内盤

A面4曲目〜5曲目の”Holiday”〜“Hurry Sundown”は実際のライブにおいても同じ曲順で演奏されており、特にタイトル曲の”Hurry Sundown”では、ビリー・ジョーンズのレスポールとヒューイ・トーマソンのストラトキャスターによるソロの違いが非常にスリリングである。次作ライブ盤を聴かれることをオススメする。

ちなみにベースのハーヴェイ・ダルトン・アーノルドは左利きのため、アウトロウズでは右用のプレシジョンベースを逆にして使用していた。所謂ジミヘンスタイルである。

表インナースリーブ
裏インナースリーブ

このアルバムを最後にアウトロウズのカントリー風味は一気に薄れてしまう。初期の3作品こそがアウトロウズだったと思う。

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