リトル・ロンリー・ガール/マッチボックス (‘80)
Little Lonely Girl / Matchbox (‘80) 国内盤(左)
Rockabilly Rebel / Matchbox (‘79) US盤(右)
‘80年代にネオロカビリーが流行った頃、ストレイ・キャッツと並んで日本でも取り上げられたのがイギリスのマッチボックスだった。サントリー缶ビールのCMにも採用されたシングル、「リトル・ロンリー・ガール」を含むアルバム。
彼らがマグネット・レコードからリリースした本作がファーストアルバムで、以前紹介したアルバム、「ミッドナイト・ダイナモス」がセカンドアルバムになるが、日本では逆転し、本作がセカンドアルバムとしてリリースされた。
その際、CMで採用された曲を追加収録し、アルバムのタイトルも変更された。マグネット・レコードでのオリジナルタイトルは、バンド名そのままの「マッチボックス」である。ジャケットは国内盤と同じ。
右側はアメリカのサイアー・レコードからリリースされたUS盤。収録曲はUK盤と同じだが、タイトルは「ロカビリー・レベル」になり、ジャケットも全く違うものになっている。
A面の7曲目がCMで採用された追加曲になる。フレディ・キャノンやバディ・ホリーのカバーもあり、バラエティに富んだ選曲となっている。
ジャケットはUS盤の方が好みだが、国内盤は1曲多いというメリットもある。
次作「フライング・カラーズ」ではポップ色が目立つようになり、個人的にはファーストアルバムの雑多な感じがお気に入りである。
CDの再発やコンピレーション盤も豊富なので、入手は容易かと思う。
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