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ツアー・デ・フォース/38スペシャル (‘83)
Tour de Force / 38 Special (‘83)
レーナード・スキナードのボーカル、ロニー・ヴァン・ザントの実弟、ドニー・ヴァン・ザント率いるバンドの通算6作目のアルバム。
古くからのサザンロックファンからは産業ロックと酷評されながらも、彼らの功績は大きいと考える。南部という地域に特化したバンドから、スタジアム級のバンドになったのは、良くも悪くもヒット曲のおかげである。
38スペシャルのアルバムでファースト、セカンドアルバムはサザンロックの雰囲気を感じるが、その後のロッキン・イントゥ・ザ・ナイト、サザーン・ボーイズと、取っつきやすいサウンドになっていった。そして本作までは、いい意味でアメリカンロックを感じるが、次作ストレングス・イン・ナンバーズからは、所有しているがほとんど聴かないアルバムになってしまった。
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ギターのドン・バーンズとジェフ・カーリシのツインリードもさることながら、ドン・バーンズはリードボーカルもこなし、ボーカルのドニーはギターも弾くという変則トリプルリードだった。
またツインドラムも同じフレーズを二人が演奏するスタイルで、ドラム後方のカメラで、同じタム回しから同じ方の手がシンバルを叩く映像が確認できる。非常にタイトでよくまとまった演奏だと思う。ちなみにベースのラリー・ヤンストロームは初期のレーナード・スキナードの音源にベースでクレジットされているのを見たことがあり、いろいろな面でファミリーだったと感じる。
産業ロックと侮るなかれ、迫力は本物である。
6作目までは購入すべき。
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