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グレイ・ゴースト/ヘンリー・ポール・バンド (‘79)

Grey Ghost / Henry Paul Band (‘79)
アウトロウズを脱退したヘンリー・ポールが自身の名前を冠したバンドを結成、そのファーストアルバムになる。’81年までに3枚のアルバムをリリースした。

アウトロウズのメンバーであったヘンリー・ポールは、アウトロウズの3作目”Hurry Sundown”のリリース後に脱退し、自身のバンドを結成することになる。カントリー要素の強いアウトロウズの中でも、シンガーとしてのカントリー風味はヘンリー・ポールの持ち味だったように思う。

このヘンリー・ポール・バンドもそんな彼の特徴を良く表現した一枚である。しかしながら、炸裂するツインリードはアウトロウズやレーナード・スキナードを彷彿とさせる。また、コーラスワークも素晴らしく、ハードロック一辺倒にならない要因でもあった。
中でもA面ラストのタイトル曲”Grey Ghost”は飛行機事故で他界した故ロニー・ヴァン・ザントをテーマにしたものであり、エンディングのツインリードは圧巻である。

帯付き国内盤
何年も探したアルバム
前列中央がヘンリー・ポール
国内盤(左)/US盤(右)
国内盤(左)/US盤(右)

まだインターネットのない時代、このアルバムは自分の足で探して手に入れた一枚。正味で2年かかった、思い入れのあるレコードである。

ヘンリー・ポール・バンドは2作目”Feel the Heat”でツインリード、ツインドラムの編成となり、新ドラマーにはアウトロウズ時代の盟友、モンテ・ヨーホーが加入することになる。

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