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シャンテリー・レース/ビッグ・ボッパー (‘58)

Chantilly Lace / The Big Bopper (‘58)
「ハッロー・ベイビー」という声と共に陽気にスタートするタイトル曲「シャンテリー・レース」でお馴染みのロックンローラー、ビッグ・ボッパーの唯一のアルバム。
ご存知のように、彼は’59年2月3日に飛行機事故で他界した3人のアーティスト〜バディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパー〜の一人であった。

内容はシングルヒットの「シャンテリー・レース」や「ビッグ・ボッパーズ・ウェディング」を含む12曲。全体を通して陽気でコミカルな雰囲気となっている。
ジャケットのイラストは「坂上二郎」とそっくりであり、日本人にはよりコミカルに見えるかもしれない。

‘59年2月3日は音楽ファンには忘れられない日であり、ドン・マクリーンが「アメリカン・パイ」の中で、「音楽が死んだ日〜The day the music died」と歌っている。同様に映画「アメリカン・グラフィティ」でも、主人公の一人、ジョン・ミルナーが「バディ・ホリーが死んでからは、ロックンロールは落ち目だ〜Rock and roll's been going down hill ever since Buddy Holly died」と語るシーンもある。

‘70年代の再発 US盤
裏ジャケット

バディ・ホリーは神格化され、リッチー・ヴァレンスも映画「ラ・バンバ」でクローズアップされたが、ビッグ・ボッパーは今一つ脚光を浴びていないように思う。
まだ平和だった頃のアメリカ、最後の一コマだったのかもしれない。

タイトル曲「シャンテリー・レース」をどうぞ。

ちなみに今年の2月にシングル8曲を含む20曲入りアナログレコードが発売されている。

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