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無人島レコード〜ジョニー・バーネット&ザ・ロックンロール・トリオ (‘56)

Johnny Burnette & The Rock’n Roll Trio (‘56)、The Complete Coral Recordings (‘03) / Johnny Burnette & The Rock’n Roll Trio
何千枚もレコードやCDを持っていても、このレコードは絶対に手放さないというのがある。50枚を選べと言われれば、あれこれ悩むが、一枚だけとなれば、これしかない。
ジョニー・バーネット&ザ・ロックンロール・トリオのファーストアルバムである。ファーストアルバムというか、これしか出ていない。ただし、コンピレーション盤は無数にある。

オリジナルロカビリー、ネオロカビリー、サイコビリーとビリー関連もかなり聴いてきたが、これに勝るアルバムはない。あとは’80年代のロカビリーリバイバルの時代のローリン・ロック・レコードもかなりキテる。

ジョニー・バーネットと言えば、ポップス期の”You’re Sixteen”とかをイメージすると思うが、このアルバムのリリースは’56年である。’56年と言えば、エルヴィス・プレスリーがサン・レコードでレコーディングした時期と同じである。

ジョニーとドーシー(ベース)のバーネット兄弟もさることながら、ギターのポール・バーリソンの演奏がぶっ飛んでいる。A面1曲目の”Honey Hush”の歪んだギターの音は令和の時代でも通用するトーンである。

かつてジョージア・サテライツのダン・ベアードが、ポール・バーリソンのような音を出すために、ギターアンプの真空管を半分抜けた状態にして弾いていたとインタビューで答えている。

西ドイツ盤
ちょうど40年前に購入

レコードは40年前に再発の西ドイツ盤を購入したが、’03年にコーラル・レーベルでのコンプリート・レコーディング盤がCDで発売になった。シリアルナンバー入りの限定だったので、海外へ直接オーダーして入手した。確か、トラヴェリング・ウィルベリーズの限定盤の時も、直接オーダーして購入した。
まさに名盤中の名盤である。食費を削ってでも入手するべき一枚。

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