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必要な時に必要なチームをつくる:フィールド・フローの経営スタイル

フィールド・フローはコンダクターシップを実践し、イノベーションを推進する戦略チームとして活動しています。そのために7人のスペシャリストによる役員体制をとり、各方面とのアライアンスに基づくティール型の経営を行っています。簡単に言えば必要な時に必要なチームをつくる経営スタイルです。


〇戦略チームとしてのフィールド・フロー
フィールド・フローは”世界に驚きと喜びと安心を”をコンセプトにコンダクターシップの実践者としてイノベーションを創出していく戦略チームです。よりこの価値を広く、高く届けていくために2019年より体制を刷新し、私を含めた7人のスペシャリストが取締役となって推進しています。いずれも国内各領域においてトップクラスの人財と自負しています。

<代表取締役 渋谷 健 : 戦略デザイン>
ビジネスの戦略立案から実際に立ち上げるまでを総合的に対応しています。とくに”事業脚本”という概念を掲げ、ビジネスを楽しく演出し、関係者みんながハッピーになれるオープンイノベーションの仕掛けづくりを進めています。

<取締役 後郷 吉彦 : 政策・ものづくり>
福岡県産業・科学技術振興財団でコーディネーターを務め、科学技術政策を中心に行政関連の知見も非常に強いです。国プロ獲得などの実績も多数あり、ロボットなどのものづくりをマーケティングまで含めて支援してきています。

<取締役 江上 広行 : 金融>
「対話する銀行」の著者でJPBVの発起人です。元銀行マンで大手SIで金融関連のソリューション提供で実績を重ね、日本の金融機関の変革にチャレンジしてきました。対話をキーワードに多くの金融機関の変革に関わっています。

<取締役 浅野 竜一 : 危機管理>
2020年日韓ワールドカップのときの元ナイキジャパン 危機管理責任者で、防災・防犯のスペシャリストです。行政の災害対策や企業のBCP/BCMの指導をするほか、自衛隊に唯一民間人としてミッショントレーニングを提供しています。

<取締役 波多江 穣治 : デザイン>
九州デザイナー学院の講師でもあり、デザインとテクノロジーの双方に精通しています。大手企業のプロモーションコンテンツやアプリケーションなどのデザイン&開発をプロデュースするほか、優秀なデザイナーやエンジニアを育成しています。

<取締役 春本 修二 : Tech & AI>
テクノロジー分野、特にAI分野のスペシャリストで、大手IT研究所や北米での研究開発を経て福岡市北米アドバイザーに就任しています。テクノロジー特許の取得やAI関連のラピッドプロトタイピング、さらには海外との連携施策を推進しています。

<取締役 北原 直 : 流通・品質管理>
流通実務の豊富な経験に加え、ISO22000の審査員であり、ハラールに関してはJAKIMの公式ハラール審査審資格を取得しています。ハラルなどの高度な要求にこたられるサプライチェーン・モデルの開発・提供を推進しています。


〇ティール&アライアンスによる運営
フィールド・フローは”管理しない”ことを経営方針としています。”世界に驚きと喜びと安心を”というコンセプトを共有し、必要な時に必要なチームを立ち上げて動いています。このとき上記に挙げている取締役は中核的なメンバーではありますが、それだけでは十分な成果は得られません。そこで多方面のコミュニティと連携し、各分野のスペシャリストにも必要に応じて仲間として参画してもらって活動をしています。イメージとしてはルパン三世の一味のようなものです。最近はやりのティール組織のモデルを追求している、といったところでしょうか。ちなみに取締役以外のフィールド・フロー内のサポートスタッフは2019年1月現在、1名のみとしています。

実務レベルではアライアンスを重要視しています。行政、大学、金融、企業、NPO、メディアなどなど、可能な限り広く接点を持ち、可能な限り深く信頼関係を人と人でつくっていく。これは代表であり、戦略を担当する私 渋谷 健の最大の仕事だと考えています。そしてプロジェクトにおいては、それぞれ参加者個々の目的意識とプロジェクトとしてのゴールを統合し、役割を明確にして、デジタルをベースに情報共有をしながら進めていきます。またお金回りはもめやすいので関係者には全部開示、透明にして進めています。結果として成果に結びつけばいいわけで、会社などの組織はその手段でしかありませんし、チームとしてのパフォーマンスを最大限発揮することがすべてですからね。ほかの余計なものは可能な限り削っていくというスタンスです。

余談ですがフィールド・フローは自社オフィスを持っていません。本社は北九州のコワーキング・スペース秘密基地です。コンダクターシップを一緒に生んでくれた仲間たちとの場所です。あとは福岡のBiz Coliや東京のDBICなどのスペースを間借りしています。成果を上げるために必要なものは結局人でしかないので、人にフォーカスして活動しています。


〇フィールド・フローとしての将来展望
フィールド・フローが目指すことは、”世界に驚きと喜びと安心を”届けて満たしていくことに他なりません。ゆえにフィールド・フローという会社が存続するかどうか、会社として大きくするかどうかはあまり興味の範囲ではないのです。しかしながら、手段として必要ならやります。

現在、一つやりたいことしては”課題を買える会社”にすることです。課題は新たな社会ニーズの根源であり、この課題を見つけるということ自体には大きな価値があります。そしてこの課題を見つけている人たちは、社会にとって意義のある活動をしていることが多いのです。たとえばNPO、行政、教育関連、福祉関連、医療関連の組織などです。もし彼らが見つけた課題を解決するだけでなく、そもそも”買う”ことができたのなら、より彼らの活動を推進できるのではないかと考えています。そのための仕組みが創れる時代になってきており、今後十分に実現できると考えています。


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