プロフィール写真20151207

コンダクターシップを実践するフィールド・フローの”ビジネスOEM”

フィールド・フロー株式会社はコンダクターシップを実践する会社です。まず私自身が私の会社でコンダクターシップを実践していかないと説得力ないですからね。現代は”やってるやつがえらい”時代です。具体的にはその実践モデルをビジネスとして立ち上げ、OEM的に他社に提供して、自分たちが貢献できる幅を広げていっています。


〇コンダクターシップに基づくビジネスOEM
”コンダクターシップ”という考え方がまとまり、実践ケースもつんできたことから、私が経営するフィールド・フロー株式会社にて”コンダクターシップに基づくビジネスOEM”を始めました。簡単にいえばビジネスモデルをつくって、OEM的に提供していくというものです。コンビニやスーパーのプライベートブランドが実は別の食品メーカーがつくっている商品をカスタマイズしたもの、というのと一緒です。フィールド・フローで作ったビジネスモデルを、実践したい会社向けにカスタマイズして一緒に提供していくというものです。

提供するビジネスモデルの分野は”人財・組織開発”、”共創プラットフォーム”、”新規事業創出”の3つ。まず”人財・組織開発”はイキイキ基盤の知見を活かして、人と人との信頼関係に基づいて人財と組織の変容のためのプログラムを提供しています。具体的には組織診断やイノベーター育成プログラム、組織内のコミュニケーションサポートシステムしています。

次に”共創プラットフォーム”ではいわゆるビッグデータを活用したビジネスを推進するためのプログラムです。ただし、デジタル環境だけでなく、デジタルとリアルの融合と、その実践のためのコミュニティ形成を重視します。具体的に名組織体制・制度設計、マーケティング施策、デジタルシステムを提供しています。

”新規事業創出”においては分野・組織・地域を超えたオープンイノベーションの実践を総合的に支援しています。具体的には新規事業創出のためのコミュニティ・デザイン(コミュニティの運営・活性化)、アクセラレーションプログラムのプロデュース、ビジネス開発(新規事業の立ち上げ)を提供しています。

これら提供しているビジネスモデルについては原則として、フィールド・フローとして実践し実証したもののみを提供しています。つまり机上の空論はありません。フィールド・フローでモデルケースを開発したうえで、OEM先との対話を踏まえてビジネスモデルを再設計し、既存事業と融合したり、全くの新規事業として立ち上げたり、場合によっては共同で新たな会社をつくったりすることで最終顧客にその価値を届けています。すでにビジネスOEMについては、行政や企業などとの連携により提供を開始しています。代表例はDBICで提供しているDiscover Myselfや、中部経済連合会にて提供したBeyond the borderといったイノベーション創出のプログラムです。

ちなみに当然ながらOEM先がビジネスモデルを深く理解していただく必要があるので、OEMを開始する前にはOEM先の組織で一度当該のビジネスモデルをクライアントとして正当な対価を払うところまで含めて、体感してもらっています。また権利関係は特許などで押さえてますし、ノウハウ的にも実践レベルにするには年単位で経験が必要なので、いやゆる”パクる”ということができないようにはしてあります。だから成立するわけですね。


〇ビジネスOEMを始めた理由は”一人じゃできないから”
フィールド・フロー株式会社はもともと、コンサルティングの会社として立ち上げました。私自身が前職でスマートシティのプロジェクトに関わる中で、今でいうところのSDGsやトリプルボトムラインといったところの観点から事業を創出することを目的としていました。北九州でスタートし、おかげで地方創生やら国家戦略特区やらの事業にも変わることができ、オープンイノベーションの実践者として立ちまわれる機会も増えてきました。そして多様な分野の多様な方々と対話する中で、新たなアイディアが次々に創発されていき、実現していく機会にも恵まれてきました。

その中での大きな気づきとして新規事業を立ち上げるためには、新たな事業を考えて実践するだけでなく、そのベースとなる組織構造を創り上げていく、組織を変容していく必要があるということです。組織が古いままだと新規事業に対応できないのです。とくに昨今のデジタルによる大きな変化には到底対応できません。しかしながら組織を変えるには、組織を構成する人そのものも変わらなければいけませんでした。ゆえに結果として、オープンイノベーションを実践するために、人財・祖機開発から制度設計といったところまでトータルで提供する仕組みが出来上がってきたわけです。

ただ、ここで一つ問題が。たくさんの事業を立ち上げていくと運営しきれない、ということです。そして運営をしていると新しい事業を立ち上げることが難しくなる、という弊害も起きてきました。既存事業やりながら新規事業を立ち上げるのは本当に難しいのです。一人では無理なのです。もちろ単一組織でも無理です。だからフィールド・フローとしての強みとなっていた新規事業を立ち上げる、オープンイノベーションを実践するところに焦点をあて、運営を他の方に譲っていく仕組みを作ることにしたのです。しかもアウトソーシングするのではなく、運営のオーナー自体を他に譲ることで、私の目線ではとらえきれない新たな可能性に自由にチャレンジしていけるようにしてみたというわけです。


〇目指すことは”世界に驚きと喜びと安心を”
フィールド・フローとして今後もビジネスモデルを開発し、ビジネスOEMとして提供していこうと思っています。それは収益的な目的よりも、フィールド・フローのビジョンとして掲げている、そして私の人生のコンセプトでもある”世界に驚きと喜びと安心を”届け満たしていくことを実現するために進めていきます。しかしながらそのためには一人ではできません。多くの仲間たちとつながり、たくさんチャレンジし、学び、その成果としての価値を届け続けていきたいと思います。それが私自身の成長であり、フィールド・フローとしての発展であり、社会のために私たちなりにできる貢献だと考えています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?