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2020年2月16日 Tリーグ史に残る久喜での激闘 (観客編)

はじめに ー全力中年ー

最前列で観戦。

これほどまでに試合を客観視できず、ひたすら主観で試合を視た事などこれまであっただろうか?

ペース配分など考えずに第1マッチの1ゲーム目、1本目から全力応援をしていたツケが第4マッチから酸欠という症状にて露呈。

疲労感、そして試合に敗れたショック。

琉球アスティーダに関わる全ての皆さんの喜びぶりを無言のまま、ただボーっと眺める事しかできなかった。反省している。最後もうひと踏ん張りして、勝者をきちんと称えなければいけなかった。

最終戦の具体的な試合模様を記載するのは省略させていただく。

「百聞は一見に如かず」

最終戦をぜひ観ていただきたい。

この試合を見守った観戦者達を中心に以降、記すことにする。

入場前 ー嫌卓少年ー

ファン仲間である女性の息子さん(中学生)と入場待ちで少し会話をした。

彼は卓球がどうも好きになれないらしく、練習に行きたがらないとのこと。

少年よ、気持ちはわかるぞ!

「卓球よりもバスケだぜ」

スラムダンク全盛世代の当時中学生だった私は、卓球をやる事のダサさに耐えられず、倉庫から卓球台ではなくてバスケットボールを持ち出して、「庶民シュート」の練習に部員達と勤しんでいた。

それを見た時の卓球部顧問の鬼の形相たるや・・・

屋外グラウンドへ連行されて、「(陸上部やサッカー部の練習を指し示しながら)こんな必死になって練習している同級生達を横目に、お前らには意地ってものがねぇのか!!」

これから先、この少年が卓球を好きになってくれると嬉しい。

試合前 ー遠征美女ー

岡山遠征の時にお見かけしたお若い女性と席が隣になった。関東近郊のTリーグ会場でも時々お見かけしていたので、私は選手の彼女かフィアンセなのかなとずっと思っていた。もしかしたらジンタクさん?

違った。

福岡在住で彩たまの某選手の追っ掛けをされている方だった。その選手以外だと吉田海偉選手もお気に入りらしい。

「たけっしーさんの奥さんですか?」

3人くらいのファン仲間から聞かれた気がする。私は嬉しいが、彼女にとっては大変不愉快な話で申し訳なく思う。

試合を重ねるごとに仲間がどんどん増えていったのは事実だが、まさか最終戦になってもこうして交流が図れるとは思わなかった。

次戦は遠征美女と勝利のハイタッチをしたい!

試合中 -号泣乳児ー

開始直後からトラブル。アリーナエンドアウェイ側からライトをつけて試合動画を撮影している残念なお客さんがいた。新しいお客さんが増えていけば、こうした現象は来シーズン以降も起きるだろう。選手や観客の双方が不快に感じない、より適切な対策を希望したい。

もう一つ。

ジュアンが乳児の泣き声に露骨に嫌悪感を露わにしていた場面が気になった。ジュアンは好きな選手のうちの一人だし、台湾卓球界を長年引っ張ってきたレジェンド。闘志溢れる試合を観るのが楽しい。だが・・・

彼のような影響力の高い選手にはもっと寛容な態度を取って欲しかったというのが私の本音。興味ない選手だったらこんな苦言は呈さない。好きな選手だからこそ言わせてもらった。

ジュアンに視線を投げかけられた子連れの女性はショックを受けたのではないか?

オーダー発表時に会場内に流れる曲、ケイティ・ペリーの『Roar』は抑圧された女性が立ち上がる姿を歌っている。

社会福祉に仕事として日常的に携わっている立場として、暗黙の了解という名の同調圧力が、会場内で醸成されてしまう事を恐れている。

試合後 -最高だJ-

Jを両国に連れて行って欲しかった。

Jをもっと輝かせて欲しかった。

JはJでもDが付くJの力量には「一体何なんなんだよ」と憤りを感じる時もあったが、こちらのJは最高だった。

プレーオフファイナルでも応援団長Jは色々とプランを練っていたに違いない。私はそれを見たかったし、岡山遠征でJの隣に座って爆援したこと。最後まで落ちる事のない声量でサポーターを励まし続けたこと。

思い出すとまたアレなので、やめておく。

来シーズンは遠征を増やして、チームならびにJの後押しをしていきたい。

おわりに ー脱力中年ー

最終戦の激闘が頭にこびりついてしまい、社会復帰に悪戦苦闘。

翌日午前中は抜け殻のようだった。

最終戦の試合動画、どのタイミングで観ようか悩みどころである。

シーズン始まるまでの間はレッスンや講習会を中心に、彩たま関係者との関わりを継続させていきたい。

「忘れられないこと」

昨オフに坂本監督が主張していた事。

ファン側としてこの主張を何かしら体現させたいと思っている。

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