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朝令暮改

Bリーグにおける「特別指定選手」とはどんなものなのか、あらためて確認したい。

満22歳以下のバスケットボール選手を対象に、連盟の垣根を越えて、個人の能力に応じた環境を提供することを目的とする。
(出典:B.LEAGUE選手契約および登録に関する規程 33条)

全日本大学バスケットボール連盟および全国高等学校体育連盟バスケットボール部所属選手でも、登録すればBリーグの試合に出場できます。もちろん所属していなくても同様に出場できます。
ほとんどの場合は、大学生がそのルールを使って、2月頃登録しBリーグの試合に出ています。
茨城ロボッツでも、昨シーズン末に筑波大学から浅井選手を迎い入れ、プロの試合に実際に出場しました。今シーズンは、選手契約です。
いまやロボッツのディフェンスのエースである鶴巻選手も。今大学4年生で白鵬大のエースである脇選手も。
B2越谷に移籍した鎌田選手は、高校卒業後茨城ロボッツにプロ契約の特別指定選手として登録、活躍いたしました。

高校生で特別指定選手(以下、特指と表記します)となった選手では、ついこの間行われたバスケワールドカップで大活躍だった河村勇輝。同じ高校出身で、いま東海大学で活躍しているハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア選手は、あの時高校生でありながらもの凄いダンクを決めていました。

大学は、年末に全日本インカレがあり、それが終わると特指活動に入ります。

22歳以下ならだれでもなれるわけじゃありません。

① 日本国籍を有すること
② 協会の基本規程第99条にいう外国籍選手ではないこと
③ 健康であることを証明されていること
(出典:B.LEAGUE選手契約および登録に関する規程 35条)

いまや高校や大学には、各チーム1名以上いる留学生では特指になれません。

さて前置きが長くなりましたが
ブースターが危惧していた「ポイントガード少なくねぇ?問題」
大庭選手の加入で解決されそうです。

しかし今シーズンは貝島GMの言葉を借りるとポジションレスで戦うと。

開幕していないのに特指で大庭選手を加入させるという大技を。
その大庭選手。大学のバスケは退部。大学も休学と。
おそらく特指でプロ契約だと思われます。
これについては3カ月が特指のアマ契約の条件であることから年をまたげば鎌田選手と同じプロ契約。
上限460万円の基本年俸とインセンティブ給をもらうことができます。

公開練習を2度拝見させていただき
平尾選手と中村ジャズ選手の2名がハンドラー。(以降ポイントガードという言葉は使わず、GMが言っているハンドラーという言葉を使用します)
中村功平選手はコンディション調整中という状況でしたが
開幕もしていないこの時期に、この朝令暮改をするという事は
①やっぱりハンドラーが足りない
②中村功平選手のコンディションが悪い
③中村ジャズ選手に不安がある
④ハンドラーがケガをした
さて、何でしょうか?

今回ロボッツ側から大庭選手の獲得に動いたようです。
また同時期に練習生として2人のハンドラーの獲得を発表しました。

いったい何があったんでしょう?

チームスタッフから?選手から?オーナーから?

茨城ロボッツのブースターさんは、皆さん穏やかな方が多いので
この件は「ウエルカムロボッツ!」なのですが、12人で今シーズン戦うと発表して、戦う前から補強(足りない部分を補うので、あえて補強)するというのは何があったのでしょう?
わたしは不思議でなりません。

九州共立大学にとっては、主要な選手を卒業前にBリーグにもっていかれて、もう一度チームを作り直さなきゃいけなくなり大変なことになったと思います。

同様な事例で、拓大の岡田選手が大学在学中にシーホース三河に行ってしまった件があります。東山高校のスコアラーを引っ張ることができ、関東大学で優勝。間違いなく岡田選手の拓大が、いきなり彼の退部とともに2部へ。
ネットで調べれば出てきますが、池内監督への相談もなく、寝耳に水状態で。

今回特指枠を一つ使いましたので、枠はあと一つ。
筑波大学から使うのか、白鵬大学からインカレが終わってすぐ使うのか
先の事はわかりませんが、いずれにせよ一つです。

全日本インカレが終わってから、なぜ特指にできなかったのか?

なぜ大学バスケを休部させなければならなかったのか?

なぜ大学を休学しなければならなかったのか?

いろいろな問題を残して、なぜこの時期に特指で迎え入れたのか?

しっかりと説明してほしいなと思っております。




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